「好きなこと、興味のあることを社員のペースで学ぶ」
主体的な自己研鑽を実現するティーネットジャパンの人材育成スタンス

株式会社 ティーネットジャパン代表取締役社長 木本 泰樹さん(写真中左)
管理本部 人材開発部 人材育成課 課長 四津谷竜子さん(写真中右)
管理本部 人材開発部 人材育成課 松田知哉さん(写真右)
管理本部 人材開発部 人材育成課 吉本光佑さん(写真左)

この記事のサマリー

  • 約6年前から本格的な人材育成に着手
  • 集合研修を補う自己研鑽ツールとして『GLOBIS 学び放題』に着目
  • Teamsを使った「受講者参加型」の受講活性が成功
  • 会社の成長と事業の拡大により「人材教育に注力する」フェーズへ
「思ったより受講が進まない」「社員の自己研鑽に任せていていいのか」。こんな課題を持つ人材開発、人材育成担当者の方も多いことでしょう。そこで、「受講者参加型」の受講活性で、社員が自由に、活き活きと学ぶ風土作りに取り組まれているティーネットジャパンの事例をご紹介します。
(※部署、役職は取材当時のものです)

導入実績2019年に新入社員研修の一環として『GLOBIS 学び放題 フレッシャーズ』を活用。その後も集合研修などで自己研鑽ツールとして『GLOBIS 学び放題』を紹介し、希望者に展開。2021年6月からは全社員に向けた公募を開始し、ビジネススキル・ヒューマンスキルの向上に活かす。

会社の成長と事業の拡大により「人材教育に注力する」フェーズへ

貴社を取り巻くビジネスの現状と、人材育成の課題をお聞かせください

木本さん(以下敬称略)/当社は1976年に、建設コンサルタントとして香川県で設立されました。国土交通省や独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構などを主なクライアントとして、一般国道や高速道路、新幹線などの建設プロジェクトにおいて、工事の発注から完成・維持管理までの各フェーズで、発注者であるクライアントに「技術コンサルティングサービス」を提供しているのが当社のCS(シビック・サービス)事業です。これらの工事は全国各地で行われるため、1993年頃から当社の拠点も全国へと広がり、現在は東京にも本社を置く他、札幌から仙台、新潟、愛知、大阪、広島、福岡、沖縄など、全国に数多くの支社や営業所を展開しています。他にもシステム開発のSI(System & Infrastructure Solution)事業や、自動車プラントの生産システム構築や火力発電設備のエンジニアリングなどを手掛けるエンジニアリング事業、大型LED照明、産業用特殊空調システムなどの自社製品を企画・開発・製造・販売するプロダクト事業があります。


代表取締役社長 木本 泰樹さん

エンジニアリング事業やプロダクト事業はコロナ禍の影響などでやや経営環境は厳しいですが、環境変化への対応を急ぎ進めています。CS事業は国土強靭化計画に基づく老朽化したインフラの整備や相次ぐ自然災害に対する重要インフラの機能を高める対策など、事業環境は拡大しています。また、SI事業も比較的好調で、会社全体の業績は上向きです。

このように多角経営することでリスク分散になる一方で、事業部門同士のコラボレーションといいますか、シナジーが生まれにくいというデメリットもあります。いわゆる独立系の企業であり、会社創業以来50年近くの歴史においては常に順調とは言えませんでした。トータルエンジニアリング・カンパニーとして、人材が会社の資産であり事業のカギを握る存在でありながら、教育や研修に充分な予算や時間を割く余裕がなく、事業部門ごとの現場での技術的な研修や、技術者倫理・コンプライアンス研修などにとどまっていました。そもそも業務上クライアント先に常駐している社員が多く、身近に自社の先輩がいない社員も少なくありません。そこで、ティーネットの一員として、自社の組織構造に合わせた成長の機会を作りたいと考えました。組織が充分に拡大して経営基盤も安定し、全社的な教育に本格的な取り組みを始めたのが6年ほど前で、その頃、人材開発部 人材育成課が設置されました。

「GLOBIS 学び放題」導入のきっかけは何でしょうか

四津谷さん(以下敬称略)/私たち人材育成課が最初に取り組んだのは、管理職研修と新人研修でした。集合研修で業務に関連する知識やスキルが身につくようなプログラムを用意したのですが、同時に、その頃からビジネススキルやヒューマンスキルを自己研鑽として身につけられるようなツールがないかと検討を進めていました。実は2018年頃から比較的知名度の高いe-learningを導入していたのですが、新しいコンテンツがほとんど追加されることがなく、1年後には受講率が半減してしまったこともありました。人材育成課としても常に社会やビジネス環境が変化し続ける現代において、もっと新しい情報や知識を積極的に取り入れられるようなツールの方が適しているのではないかと考え、改めて検討していった中で出会ったのが『GLOBIS 学び放題』でした。


管理本部 人材開発部 人材育成課 課長 四津谷竜子さん

最初は課のメンバーのわずか数名だけでトライアル受講し、「観やすいし、わかりやすい!」と好評で、まず新人研修に『GLOBIS 学び放題 フレッシャーズ』を導入しました。その後も集合研修を開催するたびに自己研鑽ツールとして『GLOBIS 学び放題』の希望者を募るという方法で、少しずつ受講者を増やしていましたが、新しいコンテンツも随時追加されますし、ビジネスに関する最新情報なども得られることに魅力を感じて、2021年度からは全社員に向けて公募を行いました。

「楽しいからこそ学びを継続できる」社員の“興味”を尊重

ユニークな受講活性を行われていると伺いました

四津谷/公募を決めたものの、内心「本当に使ってもらえるだろうか」という不安がありました。社員の多くを技術者が占めている組織ですから、「技術の研鑚には積極的でも、ビジネススキルやヒューマンスキルには興味を持てないのではないか」という懸念を持っていました。そこで、導入した2021年6月にまず社内のイントラネットで広報したのですが、お客様先に常駐する社員はイントラネットを見る機会が少ないため、10月には社内報で社長と吉本の対談形式の記事を掲載することにしました。他にもTeamsも活用しています。

吉本さん(以下敬称略)/社長との対談形式の記事では、『GLOBIS 学び放題の活用方法』というテーマで、社長の『GLOBIS 学び放題』の活用方法や社員へのおすすめ動画、特に気に入っている動画などについて話していただいています。

木本/私自身、『GLOBIS 学び放題』では、マーケティングやDX関連の動画や、様々な考えを整理するためのフレームワークなどを探して参考にしています。これまで技術者として、専門分野の勉強はしましたが、ビジネススキルなどの勉強は疎かにして育ってきたので(笑)、新鮮な気持ちで学べます。短めのコンテンツなど、隙間時間に気軽に観られるのもいいですね。
当社の受講者にはお勧めとして、リーダーシップ関連の動画を紹介しました。「既にリーダークラスの社員はもちろん、これからリーダーになる社員にもぜひ観て欲しい」と。あとは『達人の1冊』という、講師がお勧めの本を紹介するコンテンツは個人的にお気に入りです。
受講者に伝えたいポイントとしては、「観たいものだけ観ればいいよ」と伝えております。「『GLOBIS 学び放題』導入のきっかけも、自分で興味を持ったことを学んで欲しい」と考えたからです。

吉本/私たち人材育成課としても、必ず学んで欲しいテーマは集合研修などで扱っていますし、『GLOBIS 学び放題』はあくまで自己研鑽という位置付けです。強制感を与えず、自分の興味があることをより深く学ぶためのツールとして活用してもらえればと思っています。

四津谷/私が研修で講師を務める時にも「楽しむこと、好奇心が大切だ」と必ず伝えています。私自身、楽しくないと感じてしまうとやる気が起きませんし、興味を持たなければ継続することは難しく、また、せっかく学んでも自分の中には残らないと思います。会社側から「このコースは絶対観てください」というより、社員一人ひとりが興味のある動画を観て、そこから自然に学びが広がっていく方がいいかな、と考えています。

吉本/社長へのインタビュー以外にも、Teamsを使った受講活性を行っています。メンバーには社内の全受講者を招待しています。Teamsでは、当社で一番よく観られている動画をランキングで紹介したり、それぞれの動画について「ここが面白い」といったコメントつけたりして配信しました。2回目はちょうど社内の評価時期に差し掛かっていたこともあり、MBO(目標設定)に関する動画のレビューなども行いました。その後も受講者にアンケートをとって、社員のお勧め動画を紹介するなど、様々な角度から『GLOBIS 学び放題』の楽しみ方を紹介しています。


管理本部 人材開発部 人材育成課 吉本光佑さん

社員からの声で「双方向」の受講活性が実現

実際に受講されている方からは、どのような声が寄せられていますか

吉本/Teamsでの配信を観た社員から「こちらからも投稿してもいいですか?」という声があって、まだ頻度は多くないですが、少しずつメッセージが投稿されるようになりました。「『テクノベート基礎』が面白いよ」、「メンバー育成のための質問力が役に立つ」や、グロービス・マネジメント・スクールで受講中の社員からは「クリティカル・シンキングの動画は復習としても役立っています」といったコメントもありました。

四津谷/私たちとしては「頑張って受講促進した」という意識はないのですが、Teamsは双方向なので、受講者も配信を観るだけでなく参加することができます。メッセージ機能を使ってお勧めの動画を投稿したり、特定の動画について色々な意見が出たり、思った以上にリアクションがあって、自然に盛り上がっています。

松田さん(以下敬称略)/私がTeams内で紹介したのは『PEST分析』です。先ほど木本からお話ししたように、当社は事業部ごとにビジネス環境がまったく異なります。社員自身が属する事業部の状況をPEST分析する事で、新しい視点が生まれるのではないかと思い紹介させて頂きました。興味が出てきたテーマがあっても、自分で学ぶためのツールを探すところから始めようとするとなかなか進まないものです。その点、『GLOBIS 学び放題』なら様々なテーマについて気軽に学べますし、コンテンツ内の説明も理解しやすいと思います。

木本/『GLOBIS 学び放題』を何かのきっかけで観ているときに、たまたま目に入った動画が面白くてつい夢中になって観ちゃう、なんてこともありますね。

松田/確かにそうですね。新しいテーマについて考える時「何かいいネタないかな」と、検索エンジンとかYouTubeみたいな感覚で観ることも多いです。

木本/技術が事業の根幹となる会社なので、技術に関して日々学ぶことが沢山あり、専門書や業界紙などから情報収集している社員が多いと思います。いわゆるビジネス・経済情報誌まで、じっくり読む時間を作るのは難しいと思うので、『GLOBIS 学び放題』を楽しんで観ながら世の中の動きを感じとってもらえたら、と考えています。


管理本部 人材開発部 人材育成課 松田知哉さん

今後の人材開発に関する展望をお聞かせください

吉本/人材育成課はまだ新しい課ですし、社員から「こういう研修を用意して欲しい」といった要望が寄せられるようになるといいですね。あとは今後も社員がより意欲的に学べるようなきっかけ作りに取り組みたいと思っています。

松田/人生100年時代と言われていますし、社会に必要とされるよう、学習し、成長し続けていく必要があると感じています。今ある知識だけで満足せず、常に変化し、活躍できるよう準備したほうが良いと思います。そのため、長い人生、様々な情報に触れながら、自己研鑽し続けることが大切だと考えています。

四津谷/楽しく、興味と好奇心を持って、会社の今後の20年~40年を担ってくれるような人材を育成するのも課としてのミッションです。次世代の育成にも取り組んでいるので、自己研鑽は楽しんでもらいながらも、事業の発展に向けて必要な学びの場も用意していきたいですね。

木本/会社としては「社員が学べる環境を整える」という一言に尽きます。あとは社員一人ひとりの自主性も尊重しながら、組織全体として成長していければ理想的ですね。

株式会社 ティーネットジャパン

事業内容 : 発注者支援業務、コンピューターシステム開発、機械・電気・電子分野の技術者派遣、大型LED照明・除菌機器・湿式調湿機の製造・ 販売、運搬機械システムの設計・製造、特殊空調設備の設計・施工、自動車・産業機械・FAプラントエンジニアリング 他

社員数 : 単体:1,616名、連結:2,082名

グロービス学び放題の利用目的 :
全社公募、自己研鑽

会社HP : https://www.tn-japan.co.jp

さらに知りたい、申し込みたい方へ

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