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受講者の声

自発的に学ぶ組織風土の醸成により
時代の変化に対応できる
「自律型人財」の育成を目指す

1951年、当時日本一高いビルであった「大阪第一生命ビル」の所有者として創業した第一ビルディング。以来、オフィスビルや複合施設、ファンド物件を中心に、プロパティマネジメント事業を展開しています。2021年に中期経営計画の中で掲げた「変革への挑戦」の実現に向け、社員一人ひとりの自発的な学びを常態化させることを目指し、『GLOBIS 学び放題』を導入いただきました。人事総務部の白川さんと中山さん、そして受講者としてご利用いただいているDBQ向上推進室の玉木さん、コンプライアンス統括部の海渡さんにお話を伺いました。
(※部署、役職は取材当時のものです)
課題

・顧客から選ばれ続けるために、時代の変化に合わせてビジネススキルや知識を高める必要があった

導入理由

・楽しみながら学べる工夫があり、受講者が意欲的に学びを継続しやすい
・理解度の確認と知識の定着ができるテスト機能がある
・幅広いジャンルが網羅されており、受講者が興味のある領域を自ら学びに行ける

活用方法

・初年度は希望者にのみアカウントを付与。次年度は非管理職全員と管理職の希望者に導入
・等級ごとに「必須」と「推奨」、それぞれのカスタムラーニングパスを作成
・初年度は受講者にとっての学習ハードルを下げるため月に2回、社内にメルマガを配信。おすすめ動画と社内での学習進捗を共有

導入後の効果・成果

・自ら興味のある分野を学べることで、自律的な学習意欲の醸成につながった
・部署内で切磋琢磨しながら学び合うカルチャーが生まれた

顧客に選ばれ続ける存在であるために。社員自ら学ぶ姿勢を育てたい

貴社を取り巻くビジネスの現状と、人財育成の課題をお聞かせください。

白川さん/当社はオフィスビルや複合施設、ファンド物件などのプロパティマネジメント事業を行っています。これまでは第一生命グループが所有する不動産がほとんどでしたが、昨今は不動産証券化といった流れもあり投資法人などの所有物件も増えてきています。そうした中、例えばESG投資など時代の変化に合わせて顧客のニーズも変化しており、物件の運営を任されている私たちも世の中の流れに敏感に反応しながら価値を提供していくことが求められています。

これまでの不動産業界は、顧客との信頼関係のもと長くお付き合いをすることで安定的な収入を得るビジネスでした。しかし今では、多様化する顧客のニーズに合った提案をしていかないと選ばれなくなってきています。社員一人ひとりがそうした危機感を持って、自ら成長する意識を持つ必要があると感じていました。

人事総務部 ラインマネージャー 白川 誠 さん

これまではどのような研修や育成をされてきたのでしょうか。

白川さん/電気工事などの技術系資格の取得など、実務を行う上で必要となる知識を補うものが多かったですね。また宅建、簿記3級、ビジネス実務法務検定3級の3つの資格は、管理職になるまでに取得することを奨励し、通信教育による研修プログラムを会社から提供しています。

一方で、営業やマーケティングといったビジネススキルに関する研修機会はこれまであまり用意していませんでした。当然、自ら必要性を感じて学んでいる社員はいましたが、全社的には資格取得のための学習が優先されてきたため、ビジネススキルに関する自己学習に主体的に取り組んでいる社員はそこまで多くなかったかもしれません。

そこで、ビジネススキルや考え方を、いつでも手軽に学習できるツールを提供したいという思いに至ったのです。

意欲的に学習を続けられるコンテンツが充実している『GLOBIS 学び放題』

『GLOBIS 学び放題』を選んだ経緯を教えてください。

白川さん/今までビジネスや経営学について学んでこなかった人でも、動画系の学習であれば比較的受け入れられやすいと考えました。そのため、複数の動画学習サービスを比較検討した中で、社員が興味や意欲を持って学習を続けたいと思えるかどうかを重視しました。そのニーズに一番フィットしたのが『GLOBIS 学び放題』でした。

初級編では短めのコンテンツで楽しみながら学べる工夫がされており、中級、上級、実践知と、レベルが上がると長時間でしっかり学べる動画もあります。今の世の中の流れや社会問題に沿った内容を各領域の専門家から学ぶことができるため、興味を持ちやすいのではと考えました。

また人事からの視点で言うと、動画視聴後には確認テストがあるため正しく理解できているかの確認ができ、知識の定着も図れるという点も魅力的でした。

どのように導入していったのでしょうか。

白川さん/まず初年度は任意の挙手制で受講希望者を募ったところ、153名の社員が手を挙げました。非管理職の社員は受講料の8割を会社が負担する形で受講できるようにしたため、若手層からの申し込みも多くありましたね。一方で費用の半分が自己負担となる管理職以上の社員も一定数手が挙がりました。社員の学習意欲についてある程度の手ごたえを感じることが出来たので、次年度は、非管理職は全員受講必須とし、管理職は希望制というかたちで継続しました。

中山さん/2年目に受講基準を変更した際には、各等級に求められるスキルやマインドを整理し、等級ごとに必修の動画と推奨の動画をそれぞれ集めた、2つのコースをカスタムラーニングパスとして設定しました。私たちだけでは何千とある動画の中から最適なものを選ぶことは難しいので、グロービスの担当者の方にアドバイスをいただきながら一緒に選んでいきました。

人事総務部 リーダー 中山 瞳 さん

視聴を促進するために工夫したことはありますか?

中山さん/特に導入初年度は受講者の学習状況になかなか動きが見られなかったので、受講者の学習に対するハードルを下げるため、導入後3か月くらい経ってから、毎月2回メルマガを社内に配信する取り組みを始めました。おすすめ動画や社内での学習進捗を共有するというものです。学習進捗については、『GLOBIS 学び放題』のシステム上で視聴数や視聴時間のランキング、視聴動画の傾向など細かいデータを見ることができるので、進捗の早い社員のランキングをイニシャルで出しました。それが刺激になったようで、数か月続けるうちに徐々にログイン率や視聴時間が増えていきました。

白川さん/最初から手ごたえがあったわけではありませんが、諦めずに継続したことが良かったですね。浸透させるためには発信し続けることがすごく大事だなと思いました。

『GLOBIS 学び放題』導入後、効果を感じた点があれば教えてください。

白川さん/従来の通信教育では学べる分野が限られてしまっていたので、その分野以外のところはまた次のタイミングにならないと学びの機会がありませんでした。『GLOBIS 学び放題』は幅広いジャンルが網羅されているので、興味があれば別の領域まで自ら学びに行けるというメリットがあり、自律的な学習意欲の醸成につながっていると思います。

中山さん/『GLOBIS 学び放題』の活用が特にうまくいっている部門では、部門長が「このコンテンツ面白いよ」と雑談ベースで部下と話していたり、1on1の中で話題にしたりといったことが自然にできていました。また若い人ほど新しいツールに対する抵抗が少ないからか、若手社員が多くいる部門も活発に利用されていますね。「動画を何本見た」「社内のランキングで何位になった」といった会話がされていて、切磋琢磨しながら学習実績が伸びている様子が見て取れます。「やることが普通」という空気を作ることが重要なのかなと感じています。

「変革への挑戦」の実現に向け、主体的な学びの連鎖を広げたい

今後の課題や展開として考えていることはありますか?

白川さん/2021年に当社の中期経営計画で掲げた「変革への挑戦」を実現するために、社員からの提案や意見を経営に反映させる仕組みを構築しようと考えているところです。社員一人ひとりが問題意識と主体性を持って、仕事に取り組んでくれる状態を目指していきたいです。

そのために、社員一人ひとりが積極的に自分の能力開発に努め、さらにお互い刺激し合えるような関係が生まれるよう、私たちにできる取り組みをしていきたいと考えています。例えば、『GLOBIS 学び放題』を受講している人たちで集まって、学習内容についてのディスカッションやグループワークをするなどの機会を作りたいと考えています。コミュニティ化することで全国の拠点に推進者がいる状態にし、学びの連鎖を広げていきたいですね。

 

『GLOBIS 学び放題』を積極的に活用し、日々の業務に活かしているという玉木さんと海渡さん。
忙しい業務の合間にどのように『GLOBIS 学び放題』を活用しているのか、魅力に感じている点について伺いました。

お2人の担当されている業務を教えてください。

玉木さん/DBQ向上推進室という部署にいます。DBQとは、”Daiichi Building Quality” の略で、サービス・カンパニー・パーソナルという3つのクオリティを総称してDBQと定義しています。そのDBQを向上・推進していくための企画業務や啓蒙活動が役割です。

海渡さん/私はコンプライアンス統括部でコンプライアンス研修の企画、啓蒙活動、リスク管理、スピーク・アップ(内部通報)窓口担当などの仕事をしています。

『GLOBIS 学び放題』を受講した理由は?

玉木さん/ちょうどマネージャーに昇進をしたタイミングだったので、マネジメントに関する知見をインプットしたいと思ったことが理由です。グロービスのカリキュラムの中には、リーダーシップや経営戦略、組織マネジメントなどさまざまなカリキュラムがあり、業務に活かせると思いました。必須受講対象者ではなかったのですが、手を挙げて受講を希望しました。

DBQ向上推進室 ラインマネージャー 玉木 心 さん

海渡さん/私は必須受講の対象でした。でも実は、会社が導入する前に、個人で『GLOBIS 学び放題』を契約して受講していたんです。会社が契約してくれることになり、自己負担ではなくなったのでありがたかったですね。始めた経緯としては、それまで長くいた人事総務の部署から異動することになり、初めての部署だったのでキャリアについて悩んだことがきっかけです。何かヒントになることがあればと思って始めたのが『GLOBIS 学び放題』でした。

どのようなコンテンツをよく見ていますか?

玉木さん/最もよく見ているのは「リーダーの挑戦」です。最初はカリキュラム通りに基礎的な知識を習得するための動画を見ていったのですが、頭では理解できるものの何だかピンと来ないと感じていて……。「リーダーの挑戦」を見てからは、これまで体系的に説明されていたものが各業界で活躍されているビジネスリーダーのエピソードを通して具体的に理解ができ、実践に活かすイメージが湧きました。

あとは、その時に自分が直面している業務や課題に応じたコンテンツを見ていますね。年度始めに事業計画を作っている時に経営戦略の動画を見てみたり、部下とのやりとりの中で悩むことがあった時に組織マネジメントの動画を見てみたりといったかたちです。

海渡さん/私も自分の業務に合わせて幅広く見ていますね。ハラスメントなどのテーマで検索してコンプライアンスの研修資料を作る際に役立てることもありますし、見栄えの良い資料を作りたい時にパワーポイントのデザインの動画を参考にすることも。会議で司会をすることになった時にファシリテーションの動画を事前に見て学びました。「リモートワークとの上手な付き合い方」という動画は、リモートのコミュニケーションでの上手な伝え方や、成果をどのようにアピールするかなど、とても参考になりました。

コンプライアンス統括部 兼 人事総務部 アシスタントマネージャー 海渡 友紀子 さん

どんな時に視聴していますか?

海渡さん/朝、家事をする時に流して耳で聞いています。忙しい時はあまり長いものは聞けないですが、「5分で聞く」シリーズを1つ視聴するだけでも、「今日も聞けた」という満足につながります。毎日の習慣になっていますね。

玉木さん/私は通勤時間が片道1時間くらいあるので、電車の中で視聴しています。また時々社外に打ち合わせに出ることがあるので、空き時間に喫茶店でお茶を飲んでいる間に見ることもあります。

そのように隙間時間をうまく活用し習慣化できていることが、継続できているコツなのでしょうか。

海渡さん/習慣化できているということもありますが、「今、これを知りたい」と思ったことが、大体『GLOBIS 学び放題』にあるんですね。なので、継続しようと意識しているというよりは、求めている情報があるから見ているという感じです。

玉木さん/やはり好きなコンテンツがあることが、継続できるポイントですね。「リーダーの挑戦」では、テレビや雑誌などで拝見するような著名な方々が、どのように苦労して成功されたのかという生のエピソードが聞けるのが面白いです。「リーダーの挑戦」を視聴した後に、その内容に関連するロジックや体系化された理論を学ぶ、といったかたちで学びを深めています。興味があるものを一つ見つけられるとそこから派生して広げていくことができるので、続けやすいのではと思います。

会社から推奨されているラーニングパスも参考にしていますが、自分がもともと見ていた動画も多く入っています。会社が学んでほしいものと自分が今必要としているものがリンクしているという、答え合わせができた感覚もありますね。

まだ『GLOBIS 学び放題』を活用していない方に、お伝えしたいことはありますか?

海渡さん/まずは5分の動画でもいいから見てほしいです。ジャンルが幅広いので、必ず一つは興味を持てるものがあるのではと思います。「集中力を高める休み方」や「教わる力」、「怒りに溺れないコミュニケーション術」など、本当に幅広いです。次から次へと新しいコンテンツが出てくるところも魅力です。機能も随時アップデートされ、どんどん使いやすくなっていくのもありがたいですね。

玉木さん/ライトなものから重めのものまで揃っているので、年次や部門関係なく学びが得られると思います。特にマネジメント層は見た方がいいと思いますね。階層が上がっていくと、教えてもらえる機会も新しく学ぶ機会も減っていきます。そうすると視野がどんどん狭まっていくと思うので、マネジメント層こそ外からの刺激をどんどん受けて自分をアップデートしていく必要があります。そのためのツールとして『GLOBIS 学び放題』は最適だと感じています。上司が学んでいる姿を見て部下も学ぼうという気になると思いますし、そうした上司はメンバーからの信頼を得られると思います。リーダーシップを発揮しながらメンバーをマネジメントする立場の方は学び続けることが非常に重要だと思います。

株式会社第一ビルディング
  • 事業内容:オフィスビル、商業施設等の総合的運営・管理サービス、不動産の仲介、不動産に関する企画・コンサルティング、保険代理業
  • 社員数:480名(2024年2月現在)
  • グロービス学び放題の利用目的:階層別研修(公募、指名)
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