キャッシュレス社会の進展が加速し、近年は電子マネーやQRコード決済など、決済手段の多様化が進んでいます。いまや競合はクレジットカード会社だけではありません。競争が激化する中で、次の潮流を見据えながら安全かつ安心、快適な決済インフラを提供することが当社のミッションです。
時間や人材、コストが限られていくなかで最大限の成果を創出するため、人材戦略グループは、社員のスキル・知識をどう底上げしていくか、という課題に取り組んでいました。ある程度先行きが読める時代なら、階層別の集合研修でも充分だったかもしれません。しかしVUCA時代はその時その時の変化に対応していく必要があるため、社員が自ら学ぶ意欲や姿勢、継続性が重要と考えていました。こうした自己啓発の文化を醸成するために着目したのが「グロービス学び放題」です。
多種多様なテーマの300以上のコースと2,300本以上の動画コンテンツを持ち、気軽に視聴できる「グロービス学び放題」は、当社の目的にピッタリと合致していました。まずは初級プランからスタートし、さらに成長したい社員には中級・上級のコースやグロービス経営大学院といった次のステップも用意されています。また全国に拠点を持つ当社では、集合研修は参加する社員にとって負担になることもあります。場所や時間の制約がなく、自分のペースで受講できることも大きな魅力です。
実は過去に公募制の研修を行った時は定員に満たず、「当社の社員は自己啓発に対する興味が薄いのでは」という懸念もありました。場所も時間も選ばない「グロービス学び放題」の学びやすさを実感してもらえれば、自己啓発に取り組む風潮が生まれるのではないか—–そんな期待を持っての導入です。1人でも多くの社員に体感して欲しいという想いから、全社員への告知だけでなく管理職層に向けて受講を呼びかけたり、部内のメンバーへ直接声掛けしてもらったりと周知を徹底しました。
人事部 人材戦略グループ 永島 友香さん
自ら学ぶ姿勢を持ってもらうためにあえて公募制にしたのですが、期待以上の反響でした。応募者全員に参加してもらうと決めていたので、追加予算の確保など準備が大変でしたが、大きな収穫がありました。
まず、導入そのものに対するポジティブな反応です。「コンテンツが充実していて学びがいがある」と社員の間で好評で、中には全コンテンツをコンプリートした社員もいたほどです。「新しいコンテンツが順次追加されるため、継続して今後も受講したい」といったコメントや、「自己研鑽したいと考えていたため、いいきっかけになった」「環境が大きく変化する中、自己啓発につながる学びを行っていないという危機感を持っていたので、利用できてよかった」といった声が上がってきました。おそらく、多くの社員は学ぶ必要性を感じていたり、学ぶ意欲を持っていたものの、そのきっかけがつかめなかったのでしょう。
もう一つの収穫は、「グロービス学び放題」導入後は、他の公募型研修への応募が増加したこと。学びやすさを実感してもらえたことで心理的なハードルが下がり、自ら学ぼうとする姿勢が徐々に根付いてきたのではないかと考えています。
視聴時間が5~10分程度と短めの「グロービス学び放題」なら、通勤時間や就寝前のスキマ時間をうまく使えます。仕事と子育ての両立で忙しい社員からも好評でした。また、基礎的な内容だけに留まらず「ビジネススキルや最先端のナレッジなどを学ぶことで新しい視点や考え方が取り入れられた」「組織やリーダーシップについて体系的に学べるため、日々の業務に活かせる」など、実務に役立っているという声も上がっています。
大きな手ごたえが感じられたので、2018年から内定者向けに「グロービス学び放題フレッシャーズ」を導入しました。「研修制度が充実しているので成長できそう」という内定者の声もあります。
「グロービス・マネジメント・スクール」など通学型のサービスにも年間50名ほどが参加しているのですが、中には「学び放題を平行して学習することで予習・復習にもつながる」といった意欲的な活用例も出てきました。加えて、2019年度からはアセスメント・テスト「GMAP」も利用しています。
先行き不透明な時代だからこそ、社員1人ひとりが自ら成長し、組織全体としても発展していくことが重要です。人材戦略グループとしても守りに入るのではなく、新しい研修手法などを積極的に取り入れる「攻めの育成」を実践していきたいと考えています。
より「グロービス学び放題」を検討されたい方向けに、
詳細資料(PDF)、無料トライアルをご用意しております。