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社員の潜在的な「学ぶ意欲」を引き出し、決済サービス多様化のVUCA時代を生き抜く

VUCAとはVolatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字から生まれた言葉。経済や企業組織、キャリアなど、あらゆる物事を取り巻く環境が複雑化する現代を表すキーワード。安定していると思われがちな金融業界の大手企業も、現状維持では生き残れないという危機感を持っているそうです。
三菱UFJフィナンシャル・グループの中核企業であり、国内最大級のクレジットカード会社でもある三菱UFJニコス株式会社人事部 人材戦略グループの永島友香さんにお話を伺いました。
(※部署、役職は取材当時のものです)

「継続的な学び」を手軽に取り入れ、自己啓発の文化を

貴社を取り巻くビジネスの現状と、人材育成の課題をお聞かせください。

キャッシュレス社会の進展が加速し、近年は電子マネーやQRコード決済など、決済手段の多様化が進んでいます。いまや競合はクレジットカード会社だけではありません。競争が激化する中で、次の潮流を見据えながら安全かつ安心、快適な決済インフラを提供することが当社のミッションです。

時間や人材、コストが限られていくなかで最大限の成果を創出するため、人材戦略グループは、社員のスキル・知識をどう底上げしていくか、という課題に取り組んでいました。ある程度先行きが読める時代なら、階層別の集合研修でも充分だったかもしれません。しかしVUCA時代はその時その時の変化に対応していく必要があるため、社員が自ら学ぶ意欲や姿勢、継続性が重要と考えていました。こうした自己啓発の文化を醸成するために着目したのが「グロービス学び放題」です。

「グロービス学び放題」導入のポイントは?

多種多様なテーマの300以上のコースと2,300本以上の動画コンテンツを持ち、気軽に視聴できる「グロービス学び放題」は、当社の目的にピッタリと合致していました。まずは初級プランからスタートし、さらに成長したい社員には中級・上級のコースやグロービス経営大学院といった次のステップも用意されています。また全国に拠点を持つ当社では、集合研修は参加する社員にとって負担になることもあります。場所や時間の制約がなく、自分のペースで受講できることも大きな魅力です。

使えば魅力がわかる!積極的な声掛けで定員の1.5倍の応募が

導入にあたって、積極的な社内広報活動を行われたと伺いました。

実は過去に公募制の研修を行った時は定員に満たず、「当社の社員は自己啓発に対する興味が薄いのでは」という懸念もありました。場所も時間も選ばない「グロービス学び放題」の学びやすさを実感してもらえれば、自己啓発に取り組む風潮が生まれるのではないか—–そんな期待を持っての導入です。1人でも多くの社員に体感して欲しいという想いから、全社員への告知だけでなく管理職層に向けて受講を呼びかけたり、部内のメンバーへ直接声掛けしてもらったりと周知を徹底しました。

人事部 人材戦略グループ 永島 友香さん

全コンテンツを視聴した方や、翌年も継続して受講を続ける方もいらっしゃるとか。

自ら学ぶ姿勢を持ってもらうためにあえて公募制にしたのですが、期待以上の反響でした。応募者全員に参加してもらうと決めていたので、追加予算の確保など準備が大変でしたが、大きな収穫がありました。

まず、導入そのものに対するポジティブな反応です。「コンテンツが充実していて学びがいがある」と社員の間で好評で、中には全コンテンツをコンプリートした社員もいたほどです。「新しいコンテンツが順次追加されるため、継続して今後も受講したい」といったコメントや、「自己研鑽したいと考えていたため、いいきっかけになった」「環境が大きく変化する中、自己啓発につながる学びを行っていないという危機感を持っていたので、利用できてよかった」といった声が上がってきました。おそらく、多くの社員は学ぶ必要性を感じていたり、学ぶ意欲を持っていたものの、そのきっかけがつかめなかったのでしょう。

もう一つの収穫は、「グロービス学び放題」導入後は、他の公募型研修への応募が増加したこと。学びやすさを実感してもらえたことで心理的なハードルが下がり、自ら学ぼうとする姿勢が徐々に根付いてきたのではないかと考えています。

受講した方々は、どのように活用されたのでしょうか?

視聴時間が5~10分程度と短めの「グロービス学び放題」なら、通勤時間や就寝前のスキマ時間をうまく使えます。仕事と子育ての両立で忙しい社員からも好評でした。また、基礎的な内容だけに留まらず「ビジネススキルや最先端のナレッジなどを学ぶことで新しい視点や考え方が取り入れられた」「組織やリーダーシップについて体系的に学べるため、日々の業務に活かせる」など、実務に役立っているという声も上がっています。

グロービスの他のサービスも取り入れ「VUCA時代を勝ち抜く企業」に

まさに当初の狙い通りの成果が出たのですね

大きな手ごたえが感じられたので、2018年から内定者向けに「グロービス学び放題フレッシャーズ」を導入しました。「研修制度が充実しているので成長できそう」という内定者の声もあります。

「グロービス・マネジメント・スクール」など通学型のサービスにも年間50名ほどが参加しているのですが、中には「学び放題を平行して学習することで予習・復習にもつながる」といった意欲的な活用例も出てきました。加えて、2019年度からはアセスメント・テスト「GMAP」も利用しています。

先行き不透明な時代だからこそ、社員1人ひとりが自ら成長し、組織全体としても発展していくことが重要です。人材戦略グループとしても守りに入るのではなく、新しい研修手法などを積極的に取り入れる「攻めの育成」を実践していきたいと考えています。

三菱UFJニコス株式会社
  • 事業内容:クレジットカード業
  • 社員数:3,111名(当社単体:2019年3月31日現在)
  • グロービス学び放題の利用目的:自己啓発
  • 企業HPへ
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NEW 受講者の声
株式会社第一ビルディング 様

1951年、当時日本一高いビルであった「大阪第一生命ビル」の所有者として創業した第一ビルディング。以来、オフィスビルや複合施設、ファンド物件を中心に、プロパティマネジメント事業を展開しています。2021年に中期経営計画の中で掲げた「変革への挑戦」の実現に向け、社員一人ひとりの自発的な学びを常態化させることを目指し、『GLOBIS 学び放題』を導入いただきました。人事総務部の白川さんと中山さん、そして受講者としてご利用いただいているDBQ向上推進室の玉木さん、コンプライアンス統括部の海渡さんにお話を伺いました。 (※部署、役職は取材当時のものです)

NEW
雪印メグミルク株式会社 様

中期経営計画2025で3つの事業戦略を定め、その実現に向けて人的資本の活躍や成長を目指す雪印メグミルクグループ。その中核企業として、雪印メグミルク株式会社は『GLOBIS 学び放題』を新任経営職(管理職)向けの研修に導入し、ビジネススキル向上を図っています。同社の人材育成戦略や今後の展望について伺いました。

株式会社電通コーポレートワン 様

広告会社としてのコミュニケーションビジネスからコンサルティング会社が担う領域まで、幅広い事業を展開する電通グループ。株式会社電通コーポレートワンは、社員数20,000人以上を抱える国内グループの中核的なコーポレート部門として、2022年にスタートした会社です。 ビジネス環境の変化が著しい中、グループ各社の事業変革を支援していく立ち位置を担い、「若手社員の成長加速」に向けた人事制度の設計や学習環境の整備なども行っている同社。「何のために学ぶのか、成長のハンドルを握るのは社員一人ひとりだからこそ、人事の役目はあくまで気づきの提供」と話すのは、人事オフィスHRマネジメント室育成部/ディレクター半田友子さん。個々人の「自律」学習と、会社からの「介入」のバランスはどのように工夫しているのか、新たな人財育成方針や、その実行に向けて「GLOBIS 学び放題」を導入した理由、成果をお聞きしました。

工機ホールディングス株式会社 様

「HiKOKI」「metabo HPT」「metabo」「CARAT」「三京ダイヤモンド」など複数ブランドを展開する工機ホールディングス株式会社。1948年創業と、70年以上の歴史を持つ日本発の電動工具・エア工具のグローバルメーカーです。毎年4月に実施される新入社員研修を、配属後に即戦力となれる人材の育成を目指してアップデート。そのプログラムの一環として「GLOBIS 学び放題」を導入いただきました。導入の背景や実施にあたっての工夫、受講者の感想などについて、研修担当の八木 隆之介さんと、新卒採用担当の鯨井 結衣さんにお話を伺いました。

受講者の声
株式会社コロワイド 様

「牛角」「かっぱ寿司」「大戸屋」「甘太郎」など、全国規模のレストラン・居酒屋チェーンを数多く展開する株式会社コロワイド。新型コロナウィルスの感染拡大や人口減などの逆風の中、ビジネス競争や人材獲得競争に勝てる強い組織づくりが急務となっています。飲食や接客の仕事が好きで熱心に取り組む社員が多い一方で、VUCAの時代に変革をリードするビジネスリーダーの育成に課題がありました。自らも現場からのたたき上げで、現在は同社の人材戦略推進の旗振り役を担う人事法務本部 採用教育部の松原茜さんに、同社が目指す人材戦略の在り方や、その実現に向けて「GLOBIS 学び放題」を導入した理由、導入後の成果などについてお話を聞きました。

株式会社八十二銀行 様

中期経営ビジョン2021の大きな柱の一つとして「人事改革」を掲げ、2022年7月に人事制度を改定した株式会社八十二銀行。「競争から共創へ」をキーワードに2023年6月には長野銀行と経営統合し、2025年度を目途に合併の準備を進めている最中でもあります。この大きな変革の中での、新たな研修制度の狙いや現状、今後の方向性などを伺いました。

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より「グロービス学び放題」を検討されたい方向けに、詳細資料(PDF)、
無料トライアルを用意しております。