思ったより活用されていない… 難所を乗り越えた企業の取り組み事例とは?

こんにちは。GLOBIS学び放題カスタマーサクセス担当の成田です。

コロナ禍で企業における様々な営みのオンラインシフトが急速に進んでいます。
社員教育も同様でコロナ禍でも社員の学びを止めたくないとの想いから、
オンライン教育の一貫としてeラーニングであるGLOBIS学び放題を導入いただくお客様がとても多い状況です。

GLOBIS学び放題をはじめとするeラーニングは、
社員にとっては「学びやすく」企業にとっては「提供しやすい」といった利便性の高さが特長です。

一方で、eラーニングならではの難所もございます。
すでにご経験のある方もいらっしゃるかとは思うのですが、eラーニングを「提供するだけ」では社員の学びは促進されないのが実情です。

それでは、eラーニングを通じて社員の学びを促進するためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。

①「大半の社員は放っておくと学ばない」
と心得ましょう

GLOBIS学び放題をはじめとするeラーニングは、
自律学習ツールという特性上「社員の意欲」が大きく影響するサービスです。

学習するか否かは社員の意欲次第で、意欲ある社員は自律的に学び続けますが
大半の社員は放っておくと会社が意図した通りに学んでもらえないのが実情です。

会社の貴重な予算を投じて提供した学習機会ですから、
社員には多くの知識を吸収して欲しいとお感じになられている方が多いのではないでしょうか。

そのような状態にするために重要なことが、「学んでみたい!」「学びになりそう!」と
社員に感じていただける「会社からの働きかけ」です。

ここでは「会社からの働きかけ」を通じて、学びの促進に成功した事例をご紹介します。

②大手食料品メーカーA社様の事例

A社様は「自律的な学びの文化醸成」を目的とし、全社員対象の公募施策の一環として
GLOBIS学び放題を昨年導入していただきました。
その目的から社員が自律的に学ぶ姿勢を尊重し、「会社からの働きかけ」は行わず自由に受講をさせたのです。

しかし社員の学習が思うように進まなかったことから、
今回の導入においては「自律的な学びの文化醸成」という目的はそのままに、
「会社からの働きかけ」を行うようにしたのです。

「会社からの働きかけ」をどのように行っていくかを決める際には、
以下の図のような考え方をご提案させていただきました。


まずは「受講意欲を喚起する」ことで、社員に学ぶ必要性を感じさせ
学習のスタートラインに立たせてあげる工夫が必要です。

次に「認知を拡大しログインを促す」「動画の視聴促進を行う」ことで、
社員に学習する習慣をつけてもらう工夫が必要です。
また、社員の学習進捗を定期的に確認することも重要です。

そして「学びのアウトプットを促す」ことで、知識の定着度合いを高める工夫が必要です。

この考え方に則ってA社様は、これまでは行っていなかった「会社からの働きかけ」を実践するようにしました。

まず導入時には、人事部から社員に対して「なぜGLOBIS学び放題を導入したのか」
「GLOBIS学び放題での学びを通じて何を期待しているのか」を周知しました。
加えて、「なぜ学ぶのか?」「何を学ぶのか?」について社員に言語化させる機会も設けました。

そして、社員が最も高頻度でアクセスする社内イントラに、GLOBIS学び放題の情報を掲載することにしたのです。
その中では「学んでみたい!」「学びになりそう!」と社員に感じていただくための工夫として、「社員の視聴数が多い人気講座ランキング」を掲載しました。

また、「学びのアウトプットを促す」ことを目的に3ヶ月に1回の頻度で任意参加での勉強会を実施するようにしたのです。

このような「会社からの働きかけ」の結果として、A社様の学習状況は極めて良好なものとなり、「自律的な学びの文化」が醸成されつつあります。

A社様のように「会社からの働きかけ」を行うことで、社員の学びを促進することができます。

ご紹介した考え方をご参考にしていただき、自社の状況に合った働きかけを実践してみてください。

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