「自社のコンピテンシー×動画」で受講の活性化に成功した事例

今回のコラムでは、導入後の受講を活性化させていくための具体的な方法を、事例と共にご紹介いたします。

①受講者が自ら学び進めることができる施策を発信する

GLOBIS学び放題は、受講者が300コース以上の動画の中から自由に選択して学ぶことができます。そのため、自己啓発等の目的で、特に指定されたコースがなく受講を開始した方の中には「どの動画から見ればよいかわからない」、「何を学ぶべきかわからない」と迷ってしまうケースもあります。

このような課題に対する具体的な解決法の一つとして、「GLOBIS学び放題のコンテンツで学べる内容」と「会社が求める能力」の紐づけを行う方法があります。この紐づけを受講者に示すことにより、受講者自身が自らに必要なスキルを認識し、そのスキル習得のためにGLOBIS学び放題のどの動画コンテンツを見るべきなのか、ということが分かり、自主的に学びに向き合うことができます。

②大手金融A社様の事例

ここで、導入後サポートでフォローさせていただいる某大手金融A社様の事例をご紹介します。

A社様は「学ぶ文化の醸成」を目的とし、全社員対象の公募施策の一環でGLOBIS学び放題を導入していただきました。あくまでも受講者が自ら学び続けるということを目的としているため、会社(育成担当者)から受講者に視聴コースを義務化するといった施策はしない方針でした。
しかし、以前導入いただいた際に、受講者の学習進捗が伸び悩んでしまったことから、今回の導入時は受講者が自ら学び進められるような仕組みを考案しました。

A社様は、自社の業務で必要な15の能力(コンピテンシー)にGLOBIS学び放題のコンテンツを紐づけ、受講者が自身の能力開発のためにはどのコースを視聴するべきなのかを表形式にまとめ、受講者に向けて発信しました。

A社様ではMBO制度を導入しており、社員は業務において自らに必要な能力(スキル)を認識はしている状態でした。ただ、その能力をどう身につけていくかという具体的な方法までイメージできている方は少なく、現場でも悩みの種となっていました。

このような環境下において、「能力要件とGLOBIS学び放題の紐づけ」は非常に効果的であり、受講者自身が自ら学び進めることができる促進剤となりました。例えば、「分析力」を高めたいと考えている受講者は「ビジネス定量分析」だけでなく、「マーケティング」「アカウンティング」等の周辺知識も学ぶと良いということを伝えることで、受講者は効率的かつ納得感を持って受講に取り組むことができました。また、学んだ知識を次回のMBOで上長の方と振り返りを行い、更に必要な要件を擦り合わせして受講する、という好循環が生まれました。

A社様はこのような施策により、GLOBIS学び放題の受講が活性化し、自ら学ぶ文化の醸成にも成功しました。結果として、受講者に向けた社内アンケートの「必要な知識・スキルを身につけることができている」という項目も高スコアが出るようになったため、育成担当者の方から、「GLOBIS学び放題を導入した意義があった」とのお声をいただきました。

GLOBIS学び放題は豊富なコンテンツを取り揃えておりますので、あらゆる知識が学べる万能ツールであるとのお声をいただくこともあります。ただし、導入しただけでは活用が進まない、という事象が起こりがちなツールでもあります。

A社様では自社の能力要件との紐づけを行いましたが、他の導入企業では、「自社の職級要件とのコンテンツを紐づけた事例」もございます。GLOBIS学び放題のコンテンツと何を紐づけるかに関しては導入の目的等によっても変わりますが、様々な手法を考案しながら受講生に受講指針を示すことで、より効果的な導入に繋げることができます。

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