STEP 5

振り返りをしましょう

STEP5:振り返りをしましょう

STEP3・STEP4では、学びの状況を確認し、その学びを促進する方法について説明してきました。導入成功に向けた最後のSTEP5「振り返りをしましょう」では、振り返りの重要性について、「定期的な振り返り」と「全体的な振り返り」の2つの観点から説明します。

 

1.自信をもって導入効果を説明できるためには?

サービス終了直前になって社内より
「GLOBIS学び放題を利用し、効果が出ているかどうか」
と聞かれた際、皆さんならどのように答えるでしょうか。

ゴールが明確ではなかったり、目標数値に近づけているかを確認していないと
「おそらくログインしている人が9割を超えているので効果があると思います・・?!」
というようなあいまいな答えしかできなくなってしまいます。

自信をもって
『自社でのGLOBIS学び放題を利用する
目的は「***」
あるべき姿は「****」
現在学び始めて6か月で「こういった状態」を目指し、現在「***」ですので
最大限ゴールに近づけています』
と言えるようには以下の2点を実践することが大切です。

そのためには
①受講促進の効果を測る定期的な振り返り
②GLOBIS学び放題の導入成功を評価する全体的な振り返り
の両方が必要になります。

 

2.受講促進の効果を測る定期的な振り返りを行いましょう

STEP3・STEP4では「学びの状況を確認し、その学びを促進する方法」について説明してきました。その取り組みを効果的に行うには「計画を立て定期的に管理画面で受講状況を確認し、振り返りを行う」ことが大切です。

一例として「開講からしばらく経ってもログインが進まない」場合を考えてみましょう。ログインが進まない原因を「GLOBIS学び放題の存在を知らないからではないか?」と考え、ログインを促すために「GLOBIS学び放題を紹介するメール」を社員全員に送ったとします。

もしこのメール送信後にログイン率が上がっていれば、メール送信施策がうまく効いたと判断することができます。

逆にメールの送信後にログイン率が殆ど上がらなかった場合は、当初想定した「GLOBIS学び放題を知らないから」ではなく、何か他の理由によって学びが開始されない状態であると捉えることができます。

その場合の一つの仮説として「そもそも十分な学習意欲が醸成されていない可能性がある」と考えれば、「社員の皆様の学習意欲を高める施策」を検討する必要があると考察することができるわけです。

このように、受講促進の取り組みを行う上では、施策前後で受講状況の変化があるかを定期的に確認し、施策の効果を振り返ったうえで、次のアクションを考えることがとても重要です。

また、STEP2で指標として定めた「ログイン率」や「コース視聴率」は1回のお取組みで急激に上昇させることは実は難しいものです。定めた目標数値を達成するためには、できる限り定期的に受講状況を確認する機会を設け、その数値の変化や受講者の反応も踏まえて取り組みを実施するなど、PDCAサイクルを回していきましょう。

 

3.GLOBIS学び放題の導入成功をどう評価する?

もうひとつの振り返りは、「GLOBIS学び放題の導入成功を評価する全体的な振り返り」です。ここでは設定したゴールが達成できたかどうかを、受講状況や行った取り組みなど全体を通して確認し評価を行います。

GLOBIS学び放題の導入が成功だったかは以下2つの内容から判断することが可能です。

①受講状況で見るべき指標の目標数値から定量的に判断

STEP2で決めた「フォーカスポイントから設定した目標数値」が達成できているかで判断することが一つの方法です。

今まで説明してきた公募導入の例で考えてみましょう。

 

この企業の場合、目標として置いた「受講状況で見るべき指標の数値」が12ヶ月の期間を経て最終的にどの程度であったのかを評価することで、総じて期待していた効果に至ったかを判断することができます。

例えば、
「ログイン率、コース視聴率は100%」だったが、「平均視聴コース数は1.7コース」だった場合には、多くの人が学びを始めた点では成功といえるが、コース修了数が2コースにいたらなかったので、応募した人全員が継続して学習できたかというと課題が残る、などと判断することが可能です。

②定性データからの振り返り

全ての項目が達成できた、また達成できていなかったとしても、定性的に振り返ってみることも大切です。

社員の皆様に受講後のアンケートやレポートを実施し、「GLOBIS学び放題を学んで得たスキル・知識」や「学びや仕事での自身の変化」を言語化してもらうことで、受講状況の数値からだけでは分からない社員の皆様の変化を定性的に把握することができます。

先ほどの例のように目標数値を達成できない指標があったとしても、

「継続して学ぶ事の大切さを知った」

「現在の仕事で論理的に問題を考える癖がついた」

などの声が上がった場合には、導入したことで社員に変化があったとも言えるでしょう。

 

受講状況という定量データと、社員の皆様の声という定性データから「GLOBIS学び放題の導入」という人材育成施策を振り返ることで、貴社社員の特性がより鮮明になったり、新たな課題発見につなげることが可能となります。

以上でSTEP5「振り返りをしましょう」は終わりです。

このSTEPのまとめ

・導入成功には「定期的な振り返り」と「全体的な振り返り」が大切
・計画を立て定期的に管理画面で受講状況を確認し、振り返りを行うことでゴールに近づく
・受講の終わりにはGLOBIS学び放題導入成功を評価する全体的な振り返りを行う
・目標とした数値の達成度と受講者の変化から新たな育成施策を検討する

 

「導入成功への5STEP」として、GLOBIS学び放題を貴社の人材育成ツールとして最大限活用いただくための考え方をSTEP1~5で説明してきました。このサイトには、より詳しい設計や運用の考え方、他社での活用事例などをご用意しておりますので、是非ご覧ください。

また貴社でのサービス利用にてお困りごとがありましたら、遠慮なく担当営業や弊社スタッフまでお問い合せください。皆様が、受講管理者として社員一人ひとりの皆様の学習体験の設計・伴走できるようお手伝いいたしますので、貴社での人材育成がより効果的に行えるよう、一緒に頑張っていきましょう。

 

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