STEP 2

次に運用方法を決めましょう

STEP2:次に運用方法を決めましょう

 

「STEP1:まずゴールを決めましょう」ではGLOBIS学び放題利用後のあるべき姿をより具体的に定めました。このSTEP2では、その定めたゴール到達に向けての道筋を立てていきたいと思います。繰り返しになりますが、受講開始までにこのSTEP2までの内容をしっかりと定めておく事をお勧めいたします。

 

1.ゴール到達のためにまずフォーカスポイントを決めましょう

ゴールに到達するためには、まず何を考えていくとよいでしょうか?

先に進む前に、よく聞かれる受講管理者の皆様の声をいくつか見てみましょう。

これらはよくある受講管理者の皆様のお悩みトピックスです。
ですが、これらのお悩みは、STEP1で設定したゴール到達に向けて、自社で本当に解決すべきなのでしょうか?

ここで考えたいことが、「貴社のゴール達成のために最も重要視する項目(=フォーカスポイント)」は何か?です。
このフォーカスポイントがなぜ重要なのかを考えるために、STEP1で考えた公募導入の例で見てみましょう。

 

2.フォーカスポイントはなぜ重要?

GLOBIS学び放題を全社公募で導入したこの企業では
目的を「自ら学ぶ文化を醸成したい」
ゴールを「社員自らスキマ時間に学習時間を確保し、継続して学んでいる状態」
と定義しました。

 
この企業のゴール到達のためのフォーカスポイントは何になるでしょうか?
「公募に手を挙げる社員が100人を超えること」でしょうか?
「特定分野のコースを見ていること」でしょうか?

確かに、公募を実施するからには社員から沢山の応募があることは素晴らしいことです。しかし、仮に100人から手が挙がったとしても、その半数しかログインをしていなかったら、「継続して学んでいる状態」は実現していると言えるでしょうか。
また、仮に殆どの社員がログインしていたとしても、閉講1ヶ月前にあわてて沢山のコースを視聴しているような状態が判明した場合は、「継続して学んでいる状態」とは言えないでしょう。

つまりこの企業が最も重視する項目、すなわちフォーカスポイントは「学習の習慣化」ということができます。
そしてそのフォーカスポイントに沿って運用することが必要と言えるでしょう。

以下の表を見ていただくと、例えば「自ら学ぶ文化を醸成したい」という目的設定でも、具体化した目的やゴールが違えばフォーカスポイントが異なり、フォーカスポイントが違えばGLOBIS学び放題をどのように運用していくのかも大きく異なってくることが分かります。

貴社にとってのフォーカスポイントは何かを考えることで、目指すべき状態がより明確になり、ゴール到達に向けた運用方法をスムーズに決められるようになるのです。冒頭のようなお悩みが出てきても、フォーカスポイントが明確であれば、それが解決すべき問題かどうか迷うことなく考えられるでしょう。

 

 

3.受講データの目標数値をあらかじめ設定しましょう

上記の表の中でも「受講状況で見るべき指標」は、社員が学び始めた後に、ゴールに向けた進捗を把握するために重要な項目です。

この企業のゴールをフォーカスポイントに沿って更に具体化すると、「応募した社員全員がGLOBIS学び放題に毎週ログインして2コース以上視聴している状態」などと言い換えることができます。
このように「〇〇の時点で受講状況が△△になっていると、ゴールが達成できている」と具体的に考えることで、「受講状況で見るべき指標」と「指標の目標数値」が定まります。
ゴールに向かって進んでいるかどうか、ゴールに到達したかどうかを判断するためにも、これらの項目についても考えてみましょう。

今回は公募導入を例にフォーカスポイントについて説明してきましたが、階層別研修や特定部署への導入等、GLOBIS学び放題の使い方によって最も重要視する項目は変わってきます。到達したいゴールから貴社のフォーカスポイントをしっかりと決め、GLOBIS学び放題の具体的な運用方法を決めていきましょう。

STEP2の「運用方法を決めましょう」はここまでとなります。
STEP3「受講状況を確認しましょう」は、サービスが開始された後のお話になります。社員の皆様の学びの進捗状況を確認する必要性と、その方法を解説いたします。

このSTEPのまとめ

・フォーカスポイントとは「ゴール到達のために最も重視する項目」
・フォーカスポイントが決まると、制度設計や運用方法が決まる
・フォーカスポイントに沿って受講状況で見るべき指標や目標数値もあらかじめ決めましょう

 

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