では、これから5つのステップについて説明していきます。
各ステップの実践タイミングは以下をお勧めしています。
STEP1~2:社員の皆さんがグロービス学び放題を学び始める前
STEP3~5:社員の皆さんが学び始めた後
すでに開講してしまったという皆さんもご安心ください。今からでも各ステップを一つずつ順番に実践していくことで、導入成功に近づけることができますので一つずつ進めていきましょう。
さて、ここで突然ですが、
「貴社にとってのGLOBIS学び放題導入の目的は何でしょうか?」
また、
「GLOBIS学び放題導入後のゴールは何でしょうか?」
ここで、少しでも答えに詰まった方はこのSTEPに沿って言語化してみましょう。また、すぐに答えられた方もじっくりこの章を読み、改めてその目的・ゴールを振り返って必要に応じて考え直してみてください。
なぜなら、この
「自社にとってのGLOBIS学び放題導入の目的とゴールを決める」
ことこそが、サービス導入効果最大化において最も重要だからです。
ではなぜ上記が重要なのでしょうか?
それは「ゴール(目指すべきところ)をしっかり決めることで、サービス活用方法や自社での制度・運用などの施策に一貫性を持たせることができる」からです。
逆にいうと、この目的とゴールが明確になっていないと、今後の様々な施策・運用方法を考える際に迷ったり判断に困ってしまうことになります。
さて、ここで、「GLOBIS学び放題導入の目的とゴール」とは具体的には何を指すのでしょうか。また、どうやって具体化していけばいいのでしょうか。
わかりやすいように、公募で導入した企業の例をとって考えていってみましょう。その際の「目的」「ゴール」とは以下のように説明することができます。
ここから、実際に「目的」「ゴール」を定めていくのですが、以下の順番で考えていくとより具体化しやすくなります。ここでのポイントは、「ゴール」を抽象化せずに具体化することです。
①まず抽象度が高くてもよいので、「目的」を言語化してみましょう。
ふわっとした説明でもこの段階では問題ありません。
例:「自ら学ぶ文化を醸成したい」
②次に、①をよりわかりやすく具体的に説明してみましょう。
例:「自ら学ぶ意欲と習慣を身につけてほしい」
③最後に「目的」が実現された時、受講者・組織がどのような状態になっているかを具体的に説明してみましょう。
例:「社員が自らスキマ時間に学習時間を確保し、継続して学んでいる状態」
この③で設定した「具体的に誰が、どのような状態になっているのか」をしっかりと決めておくことがつまり「ゴール」であり、最も大切なポイントです。
なぜ具体的に決めておくことが必要なのかは、次のSTEP2で合わせて説明していきます。
公募の場合には、例として以下のような目的・ゴールがよく聞かれますので、皆さんの会社の目的・ゴールを考える際に参考になさってください。
STEP1の「まずゴールを決めましょう」はここまでとなります。
次のSTEP2「運用方法を決めましょう」では、先ほど定めた「ゴール」を元に次に考えていくべきことは何かを解説いたします。
・GLOBIS学び放題導入後の「あるべき姿」を具体的に言語化することが大切
・まずはおおまかでも良いので「目的」を言語化してみましょう
・できればより具体的に「誰が、どのような状態になっているのか」まで決めましょう