株式会社大創産業様
全社員導入でログイン率99%を達成

株式会社大創産業 様

2020年8月より「自ら学ぶ文化を醸成」することを目的に、6ヶ月プランを全社員に導入し、2021年2月からは12ヶ月プランに切り替えた株式会社大創産業様。「それまでe-learningなどの学習ツールを導入した実績がなく、『グロービス学び放題』の導入により、初めて全社員が同じツールを使って学ぶことになり、どのように取り組んでいけばよいのか、他社の事例なども参考にしながら進めていくために」との理由から、グロービス学び放題が提供する運営サポートのカスタマーサクセス制度を導入されました。

同社のサービス導入のゴールである「ほぼ全ての社員が、毎月グロ放題にログインしている状態」を作り出すことに成功。ログイン率99%を達成し社員の継続的な学びが進んでいるという同社が、どのように社員の受講促進を行ったのか、カスタマーサクセス担当者のコメントと共に時系列にお伝えいたします。

【導入実績】

2020年8月から、6ヶ月プランを全社員に導入し、2021年2月からは12ヶ月プランに切り替えた。同時期に準社員約80名も受講をスタート。

【サービス導入の目的・ゴール】

 

【大創産業様のサクセスストーリー:
受講促進施策実施内容と受講結果の流れ】

【サポートの流れ】

▼1stサクセス:開講2日時点

他社の事例などもご紹介しながら、運用に必要な情報をインプット。対話を通じて目指すゴールの意識づけを行い、目標とする受講状況の目安を目線あわせ。更に今後の施策の方向性について確認する。

▼2ndサクセス:開講1ヶ月時点

ログイン率は99.9%と、開講から僅か1ヶ月で全社員規模にも関わらず短期目標を高いレベルで達成。また開講からの1ヶ月で発生した管理者のお悩みを解消しながら、前回の打ち合わせ後に全社員に向けて発信した「D-放題通信」をさらに充実させ視聴へとつなげていくことを提言。

▼3rdサクセス:開講3ヶ月時点

受講期間の折返しで、ここまでの受講状況と見えてきた課題について振り返りを実施。社内では「4ヶ月で平均総視聴時間が12時間」と新たなKPIとして挙がろうとしていたが、今回の運用目的やゴールに立ち返り、この段階では現実的な数値とは言えないことをお伝えする。全社浸透を加速させる人事部との1on1でも、受講の促進を行っていただく。

▼4thサクセス:開講5ヶ月時点(閉講1ヶ月前)

受講期間の終盤にて、営業担当と共に受講状況やこれまでの施策に関する全体的な振り返りを実施。実際に受講している社員の声も踏まえ、改めて来期以降も継続して利用いただく旨を確認し、中長期の活用に向けた目標および施策の検討を促す。

グロービス学び放題
カスタマーサクセスチーム:石井からのコメント

自律的な学習文化の醸成を目的として、6ヶ月プランでご導入いただいた大創産業様。全階層に向けた永年展開を想定しながらも、まずは自社にフィットするか試してみたいというスタンスでした。そのため、当初は何か受講生に対する特別な働きかけなどはせず、受講状況を見守る方針でした。しかし、『グロービス学び放題』を初めて導入される多くの企業では、自発的な学習習慣はもちろん、そもそも「自ら学ぶ」という動機づけが社員に十分されていない事が非常に多く、より効果的な活用のためには研修事務局側の働きかけ、つまり受講を促進する仕掛けが必要です。実際にこれまでカスタマーサクセスでフォローした例を見ても、事務局による働きかけの質・量と企業の学習状況は比例することが多いです。また、自社が考えるゴールを具体的にイメージしながら「ログイン率を高める」、次は「少しでもいいから視聴してもらう」、さらには「もっと視聴時間を増やす」といったように段階的にKPIを設定し、具体的なアクションを企画・実践することが成功への近道です。

 

社員の学びを促進する3フェーズ

 
1stサクセスでは、ご担当者様にそのような現実をお伝えして、導入目的や目指す状態について言語化していただきました。それまで自己研鑽制度がなかったこと、また小売業界にあって日々現場で多忙な社員の方が多い同社。まずは「学びのスタートラインに立つこと」が重要であることをお伝えしたところ、最初のKPIは「全受講者がログインすること」に定まりました。

2ndサクセスからは大きく風向きが変わってきました。1stサクセス後に各部署の上長を通じて『グロービス学び放題』の利用を促したとのことで、ログイン率は導入から2週間で99.9%と最初のKPIをほぼ達成。さらには『グロービス学び放題』にダイソー(DAISO)のDをかけた『D-放題通信』を全社員にメールで送付し、導入の目的やお勧めの便利な機能として2倍速でも視聴できることなどを盛り込んだそうです。

この時の打ち合わせで特に大創産業様らしさを感じたのは、カスタマーサクセスがお伝えする情報に関する感度が高く、かつそれをどう自社の施策に落とし込むべきかを考え、スピーディーにアクションへと移す行動力があること。2ndサクセスの意見交換の中でも「ログイン率は達成できたので、次は何を視聴したらよいのかを伝えるコンテンツを発信していきたい」「人事のお勧めコンテンツコーナーを作るのはどうだろうか」と、ご担当者自ら次のアクションを積極的に考えてくださいました。

ここまでは順調に成果につなげてきた大創産業様ですが、3rdサクセスではちょっとした波乱がありました。経営層から「12時間の視聴」をKPIにしてはどうか、という話があったとのこと。実は、このように経営層と研修事務局とで期待値が違うことは珍しくありません。投資に対してどの程度の費用対効果が得られるか、と数字で考える経営層の方々が結果を求めるのは当然なのですが、この時はまだどう学習習慣をつけ視聴時間を伸ばしていくか、という段階。その点をご担当者とも改めてすり合わせ経営層の方にもご理解いただくことができました。

また事務局の担当者様も、引き続き積極的に受講促進のお取り組みを行っている様子でした。前回に課題として挙がっていた「コンテンツを観てもらうための施策」として、コンプライアンス関連の動画を必須コンテンツとして指定し、D-放題通信で発信。さらには『グロービス学び放題』の視聴を業務時間内も可とルール変更し、始業直後や休憩前後、終業前などに10分程度視聴することを推奨されています。

また、このころから当初の自己啓発としての取り組みから、『グロービス学び放題』で学ぶことそのものを人事制度の一部として意識され始めたようです。人事と社員の1on1で『グロービス学び放題』について視聴を推奨し、社員の皆さんの意識を変えようという姿勢を打ち出されていました。

6ヶ月プランを終え、本格導入を決めた大創産業様。当初の半年をトライアルと位置付けられていたものの、カスタマーサクセスからの様々な提案に対して、真摯に取り組んでくださり、多くの施策を通して確かな手ごたえを感じられたようです。実は、半年で自律学習文化を定着させるというのはかなりの難題です。中長期で何を目標として、どのように自律的な人材を生み出すのか。その点を共に意識しながら、引き続きご支援したいと思っています。


ご担当者様からのメッセージ
 株式会社大創産業 人事部 能力開発課 係長 山本怜奈様

自社のデータからどのように課題を読み取り、どう解決していけばよいかを、細やかにフォローしてもらえるので、スムーズな運用へとつながりました。「店舗運営に携わる社員の方が半分弱と多くを占めているため、この層に向けた受講活性を行うことで、平均視聴時間も伸びるのでは」といった具体的なアドバイスだけでなく、それを解決するために具体的なタスクも提案してくださり、サポートというよりは運用そのものをリードしてくださる存在です。例えば、「現場社員に喜ばれるようなコンテンツを必須コンテンツに指定してはどうか」という提案を受けて、実際に現場の社員が日々どのような課題を感じているかを調べると、パートやアルバイトの店舗スタッフとのコミュニケーションに悩んでいることが見えてきました。そこで「メンバーが一瞬で変わるコミュニケーション術」など、すぐに役立ちそうなコンテンツを必須コンテンツに指定しました。結果としては視聴時間の増加につながっただけでなく、現場から「この動画を観て、スタッフとの向き合い方が変わった」「この必須コンテンツが一番面白かった」といった声も聞いています。

※部署・役職はインタビュー当時(2021年6月)のものです。

株式会社大創産業 様

事業内容オリジナル商品の開発、及び国内外5,892店舖の「DAISO」チェーン展開(2021年2月末現在)

社員数正社員:476名、 臨時従業員:22,821名(2021年2月末現在)

グロービス学び放題の利用目的全社導入

会社HPhttps://www.daiso-sangyo.co.jp/company/prof_hist

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