新時代の百貨店の在り方、サービスを生み出すために- 社員の視野を広げ競争力を高めたい

株式会社 そごう・西武人事部・教育推進担当 小畑 光代さん
人事部・教育推進担当 川西 健午さん

この記事のサマリー

  • “待ち”の姿勢で販売とおもてなしに特化してきた百貨店業界
  • 変化に対応するため、ビジネススキルの向上がカギに
  • 第一歩として、係長層の教育に焦点を当てた
  • 2019年秋からは階層を広げて学ぶ文化の醸成に注力
セブン&アイ・ホールディングスの傘下企業として、国内に15の百貨店を持ち、ライセンサーとして台湾・香港・マレーシア・インドネシアの計32店舗の百貨店とビジネスアライアンスを有する株式会社そごう・西武。EC業界など新しい競合の登場により岐路に立たされている百貨店業界において、同社はどのような人材育成に取り組んでいるのでしょうか。人事部・教育推進担当の小畑様、川西様にうかがいました。

導入実績2018年度は自己啓発プログラムの1つとして「グロービス学び放題」6ヶ月プランを導入。2019年度は係長に限定し募集、292名の応募が集まった。

「接客・販売中心の教育」から「新しい視座を広げる教育」へ

貴社の人材育成における課題をお聞かせください。

長年の歴史の中で、百貨店は「いらっしゃったお客様をいかにおもてなしするか」に主眼を置いてきました。従って、これまでの教育制度は、お客様に魅力をお伝えするために商品に関する知識を深めたり、フィッティングの基本を身につけたりといった専門スキルの研修が中心でした。

しかし、現代の百貨店のライバルは他の百貨店だけではありません。EC業界の台頭によって、百貨店はこれまでの在り方にとらわれず、変わっていかなければなりません。当社では2018年に「想像以上の提案で、お客さまに発見を。」という企業理念が策定されました。これから何をしたらいいのか社員も戸惑っていると思います。旧来の百貨店の接客だけにとらわれない新しい目線を手に入れられるよう、人事部としてどのような研修を取り入れるべきかを検討する中で、「グロービス学び放題」に出会いました。

人事部・教育推進担当 小畑 光代さん

「グロービス学び放題」を選ばれた理由は?

トライアル導入時に感じたのは、コンテンツのクオリティが高いこと。集合研修で1日かけて学ぶ内容がわずか3分の動画にまとまっており、初級向けの全動画を視聴しても、計15時間程度。「思考」「リーダーシップ」「戦略・マーケティング」など幅広い知識が効率的に、かつ社員1人ひとりのペースで学べることに驚きました。

トライアルで導入した募集枠があっという間に埋まったことも、本導入の決め手の一つ。中には1ヶ月で約150の動画を視聴した社員もいて、実は皆こうしたビジネスに関するコンテンツや学び方を待っていた、と考えなおすきっかけにもなりました。

2019年は係長層を中心に、社内公募されたとのことですが…

まずどの層の教育に注力すべきか、と考えたときにマネジメント層の肝である係長が候補になりました。各店舗の店長、部長、部門長、係長という階層の中で係長は基本のマネジメントポジション。売り場の責任者。現場をよりよくしていくためにも、また先々部長や店長へとキャリアアップした時に備えるという意味でも、教育に注力すべき層だと考えたのです。

「グロービス学び放題」導入前は集合研修を行っていたのですが、遠方の店舗から参加する場合は移動時間も負担になります。また、新人層と比較して研修制度そのものもやや手薄でした。現場責任者として多忙な中で自分磨きをするのは簡単なことではありません。

その点「グロービス学び放題」ならわざわざ研修場所まで出向くことなく、日常のちょっとしたすきま時間に学べます。会社から学ぶきっかけを提供することで、係長層が負担を感じることなく自主的に学ぶ風土ができつつあると考えています。

2019年春は292名が応募、次は階層を広げて募集

応募や受講の活性化施策も積極的に行われているとうかがいました。

私たち人事部がメールなどでプッシュするだけでなく、各店舗の店幹部や教育推進担当が積極的に推奨、期待をはるかに上回る292名の応募がありました。また、グロービスが提案してくれた係長層向けカリキュラムを元にオリジナルカリキュラム(社独自のカリキュラム)を設定し、最低15時間は受講すること、初級フレームワークは半年ですべて視聴することを条件に、修了証も発行する予定です。社内でも「簡単に計画的に学べる」「すぐに仕事に生かせる」といった好意的な評価が多く、次回の募集でも今回以上の応募が見込めるのではないでしょうか。

人事部・教育推進担当 川西 健午さん

受講後の成果や、今後の展望をお聞かせいただけますか?

今年度の導入から2ヶ月程度ですが、既に変化が感じられます。論理的思考力を身につけたことにより、物事を整理しながら考えられるようになりました。

とはいっても、まだマネジメント力を高めて売上につなげる、という目に見えるような成果ではありません。2019年度の目標は「自立と自主的な学びの醸成」。係長層への導入1年目ですので、今は「自ら学べる土壌づくり」というスタートラインだと思っています。「社員1人ひとりがやりたいこと、やりたい仕事ができる場所でありたい」という願いを込めて、今後当社では、自らの頭で考え、積極的にアクションを起こせる人材の育成に注力していきます。今後は「グロービス学び放題」の公募も係長層に限らず、幅広い層に学びを提供することで、共に新しい百貨店の在り方を考え、未来の百貨店を創っていけるような人材が育ってくれたらと願っています。

株式会社 そごう・西武

事業内容 : 店舗・商事事業

社員数 : 5,801人

グロービス学び放題の利用目的 :
自己啓発

会社HP : https://www.sogo-seibu.co.jp/info/profile.html

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