・ビジネス環境が大きく変化している中で、社員一人ひとりが柔軟に変化に対応し、進化し続ける必要があった
・階層別や職能別の研修は充実しているが、社員が主体的に学べる環境が不足していた
・社員の自律的な学びを後押しするツールの導入を検討していた
・幅広いコンテンツが用意されていて、分かりやすく、深く学べるツールと感じた
・全社員を対象に希望者を募り、6か月のアカウントを付与
・視聴時間、コース等の必須条件は設けず、自由に視聴・学習する
・開講前の説明会や受講促進のためのフォローアップセミナーを開催
・200名の想定に対し600名超の応募があり、社員の学びへの関心の高さを確認できた
・社内の共通概念や共通言語が生まれ、コミュニケーションが潤滑になった
・応募時のアンケートの共有により、部長層がより部下のキャリア支援をしやすい環境が作れた
小山さん/東海理化は、「感動をかたちに」という経営理念のもと、多くの目に見える製品、手で触れられる製品を手がけてきました。自動車業界は現在、「100年に一度の変革期」と言われるほど様々な技術革新が起きている状況ですが、当社は既存の自動車分野はもちろん、新規領域へも積極的に挑戦しています。無人レンタカーアプリ「Uqey(ユーキー)」や社用車管理アプリ「Bqey(ビーキー)」などのDXサービス、ゲーミングキーボードの「ZENAIM KEYBOARD」ブランド、シートベルトの端材を活用したアップサイクルブランド「Think Scrap」など、近年多岐にわたる新規事業を形にしてきました。
このように新たな事業に取り組んでいくためには、変化の激しい時代に柔軟に適応し、社員一人ひとりが進化していくことが求められます。元々の目の前の仕事に真摯に取り組む文化に加え、今後は社員一人ひとりが会社から期待されていること(Must)、自分が将来どうなりたいか(Will)、自分に何ができるか(Can)という三つの視点を持ち、考え、成長し続けなければならないと考えています。
小山さん/社員のキャリア自律に向けた支援として、2022年頃から社内公募制度やキャリアデザインシートを活用したキャリア面談、社内留学制度による一時的な部署異動、お客様先や仕入れ先、関係会社への出向など、様々な機会を用意してきました。社員自身が「なぜ学ぶか」「何を学ぶか」「どう学ぶか」を自分事として捉え、主体的に学び、挑戦を通して活躍と成長を実現できる環境作りを進める中で、キャリア志向に合った知識やスキルが身につけられる自己啓発ツールの導入を検討していました。
日下部さん/導入にあたっては他社のサービスも検討しましたが、分かりやすく、なおかつ深く学べるコンテンツが幅広く取り揃えられている点から「GLOBIS 学び放題」を選定しました。また、自己啓発ツールの導入を検討している段階から、社員向けの説明会やセミナーを行いたいと考えていたのですが、グロービスのカスタマーサクセス担当の方にはそういった相談に乗っていただけたのも選んだ理由の一つです。
日下部さん/これまでも階層別研修や職能別研修などは実施してきましたが、会社が指定した研修内容ではなく、社員が自分のキャリアを考え、より自分自身の価値を高めるための手段、ツールは用意していませんでした。応募にあたっては、当初は上司との面談を必須要件にするなど、研修としての側面を強くしていたのですが、できるだけ応募のハードルを下げたいという意図から「全社員を対象とし、社員の費用負担は一切なし。応募時にアンケートに2問答えるだけ」としました。
さらに、申込前の社内広報においては、利用できるチャネルを全て利用しました。メールや社内ポータルサイト、PC起動時のポップアップ、本社ビル内に設置されているデジタルサイネージなどを使って告知を行いました。
特に効果を感じたのは、労働組合との連携です。労働組合員向けに情報を発信するチャットツールがあって社員の相当数が利用していると知り、「GLOBIS 学び放題」の受講者募集情報を送信しました。様々なチャネルを活用したことでより多くの社員にリーチできたのではないかと考えています。
小山さん/社内広報に関しては、グロービスの担当者からのアドバイスも役立ちました。どのようなメッセージを発信すると社員の目に留まるか、経営層をどのように巻き込めばよいかなど、非常に参考になりました。広報ツールとして画像や動画の提供なども受けられたおかげで、少人数体制でもスムーズに進められました。手を尽くしたとはいえ、当初予定していた3倍の応募が集まったのは嬉しい誤算でした。それだけ学ぶ意欲のある社員が多いということだとポジティブに受け止めています。
日下部さん/新しい施策の導入に対して、感謝の言葉をいただくことが増えました。幅広いコンテンツにより多様なニーズに応えられているようです。身近な例では、「GLOBIS 学び放題」の同じコンテンツを視聴した社員同士で共通の概念、言葉の定義ができ、話がスムーズに進むようになったとの声がありました。
一番大きな変化は、部長層がこれまで以上に部下のキャリア形成に前向きになったことかもしれません。応募時に「学びたい動画やコンテンツのカテゴリー」と「意気込み」についてのアンケートを取り、結果を集計して各部長に受講者情報として共有したところ、「メンバーの向上心や学習意欲について新しい発見があった」「今後の人事異動や業務のアサインに役立ちそうだ」といった反響がありました。
小山さん/中には部門長が自ら「GLOBIS 学び放題で一緒に学ぼう」と声をかけている部門もあり、社員にとって非常に響くメッセージになったのではないかと思います。導入後に一部の役員から「GLOBIS 学び放題が導入されたと聞いたけど、自分も受講したい」という申し出もありました。部長層や役員層も「GLOBIS 学び放題」に興味をもち、積極的に学ぼうという姿勢を見せてくれたことが、今後の展開に良い影響を与えるのではないかと思っています。
日下部さん/様々な研修制度は用意されているものの、これからの時代に即した学びの提供に関しては十分ではありませんでした。しかし、「GLOBIS 学び放題」の導入によってその状況が少しずつ変わり始めており、社員の学ぶ意識も徐々に変化していると感じます。現状では、受講の目的が「業務効率化」といった方も多くいますが、今後は長期的な視点での学びを促していきたいと考えています。
私たちが目指す「キャリアの自律」とは、社員一人ひとりが自らの意思をもって学び、主体的に業務に取り組んでいる状態です。自律的な学びから得た知見と業務を掛け合わせることで、新しい価値を創造し、ひいては「自分らしく働く」ことにもつながってくると考えています。そのためのツールとして、「GLOBIS 学び放題」をもっと有効活用していきたいと思います。
小山さん/「キャリアの自律」というテーマは全社方針にも掲げられています。ビジネス環境が急速に変化している時代において、従来の仕事のやり方を続けるだけでは現状維持すら難しく、むしろ衰退してしまう可能性があります。といっても、「こういった人材を育てたいから、こうしなさい」と会社が指示すると、目指している方向性とはかけ離れてしまいます。社員一人ひとりが「自分事」として捉え、「新しい知識のインプットが必要だからこれを学ぶ」という意識をもつことが大切だと考えます。
その結果、仕事への向き合い方や姿勢が変わり、意識が高まり、生産性が向上し、良いアウトプットが生まれるというような、会社全体での良い相乗効果を生み出していける状態が理想です。そして、それが会社を持続的に発展させ、成長させていく原動力になると信じています。
【グロービス担当者の声】
東海理化様では、「キャリアの自律」を促進するにあたって、主体的に学ぶ社員の方々を増やすべく、特に日下部様が中心となって「GLOBIS 学び放題」の応募促進に熱心に取り組んでいただきました。様々なチャネルを通じた告知や説明会の実施、経営層の方々への働きかけなど、社員の方々に興味をもっていただくための施策を多数実施していただいた結果、想定を大きく上回る応募につながったと感じています。
開講初期には、皆様がスムーズに受講開始できるよう導入セミナーを開催しました。また、既に「GLOBIS 学び放題」を上手に活用されている方へのインタビューを実施し、学習を進める上でのコツや事例を共有することで、受講意欲の向上を図りました。セミナーには弊社も登壇し、おすすめのコンテンツや効果的な活用方法をご紹介させていただいた結果、受講が活性化されたと伺い、大変嬉しく思っております。
今後も、より多くの社員の皆様が主体的に学びを進めていただけるよう、サービスの進化を目指してまいります。「GLOBIS 学び放題」が「キャリアの自律」の浸透を促し、東海理化様のご発展の一助となれば幸いです。ひいては、愛知県を中心とする自動車業界にも、わずかながらでも貢献できればと願っております。
より「グロービス学び放題」を検討されたい方向けに、
詳細資料(PDF)、無料トライアルをご用意しております。