代表取締役社長 岩澤さん/近年、問い合わせが増えているのはグローバルネットワークやセキュリティに関するソリューションです。多くの企業が自社内にサーバやネットワークを持つオンプレミスから、複数のクラウドサービスを活用するマルチクラウド環境へと移行しており、また日系企業の海外進出に伴い、国内のみならず海外拠点もあわせてクラウド環境を構築するケースが増加するなど、以前とは変わりつつあります。海外ではセキュリティ・インシデント(セキュリティの脅威となる事象)が多いにも関わらず、現地拠点にIT要員を置く企業は少数です。当社ではそういった環境に最適なセキュリティやネットワークをクラウドで提供するソリューションラインナップを揃えていることもあって、多くの依頼をいただいています。
経営企画管理本部 人事部長 林さん/クライアントのニーズが時代によって常に変わり続けていくIT業界において、私達は常に新しいニーズをキャッチし続け、新しいサービス・ソリューションを提供し続けることが求められます。そのためにも、社員は常に「学び続ける姿勢」が重要だと考えています。
一口に「学び続ける」といっても、ただ新しい知識を吸収するだけでは不十分です。技術力と海外でのビジネス経験や語学力、そして幅広いビジネス知識。これらをより深い次元で理解し、他の知識や知見と組み合わせて、実務に活かす力を社員につけてもらうことが、当社の人材育成のテーマです。これまでにもネットワークやセキュリティなど技術面での研修は既に行われてきましたし、語学研修も継続的に実施しています。そこで2017年頃から、ビジネススキルをどう強化していくかを検討し始めました。
実は、2018年度から社員に対して、現在の仕事内容や今後のキャリアの展望、そのためにどういった取り組みや研修制度が欲しいかといった意見を吸い上げる自己申告制度を作ったのです。エンジニアは技術に関する研修、営業はビジネススキルの研修を求めているのではないかと予想していたのですが、実際は職種に関係なく、エンジニアたちもビジネススキルの必要性を感じていることがわかりました。
代表取締役社長 岩澤 利典さん
岩澤さん/最近、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が一般的になっており、昨今はビジネスそのもの、新しいビジネスモデルそのものに最初からIT技術が組み込まれるようになってきました。当社もクライアントのIT部門だけでなく、ユーザー部門など様々な部署の方と関わりを持つ機会が増加しています。つまり、IT企業の営業もエンジニアも、ITの専門知識を持たない方ともコミュニケーションが取れなければいけません。
理想を言えば、クライアントのビジネスを充分に理解し、今後どう変わっていくべきかを踏まえて提案できることが一番。すぐには難しくても、そこまで目指していくべきだと考えています。そのためにも、クライアントに関わることだけでなく幅広い情報・知識をどんどん吸収することが必要です。それが新しいビジネスやソリューションを生み出す原動力にもつながるのではないでしょうか。
林さん/ビジネススキルというのは幅広いがゆえに、一人ひとり学びたいことが少しずつ違いますので集合研修では必要なときに必要なことを学ぶことが難しい。そこで動画コンテンツによる研修に絞ったのですが、特に注目したのが「グロービス学び放題」でした。
デモで動画を見せていただいた時にも強い印象を受けました。自分自身が今までの経験からなんとなく考えていたこと、知っていたことが体系化され、わかりやすく言語化されているのを見て「こう表現すると、すんなり理解できるのだな」と実感できたんです。これは社員にもぜひ観てもらいたいと感じました。
岩澤さん/私自身も視聴していますが、経営層から若手まで、幅広い層に役立つ知識が詰まっていますね。実践編をよく視聴しているのですが、このように各業界のトップに立つ方々の話をまとめて聞ける機会はなかなかありません。「この方はこういう考えを持っているんだな」「今後業界はこのように変わっていくのではないか」とビジネスの世界で起こっていること、起こりそうなことを実感できますし、面白いですね。他にもテクノベート関連の動画も非常に役に立っています。特にテクノベート・ストラテジーをヒントに今後のビジネス戦略・経営戦略を考えることもあります。
経営企画管理本部 人事部 人材開発担当 長谷川さん/導入を検討し始めたのは若手に「グロービス学び放題」を活用して基礎力をつけてもらうことが目的でしたが、制度作りをしていく中で「若手の育成役であるマネージャーにも導入すべきではないか」という意見がでてきました。マネージャーが「グロービス学び放題」を知ることで、コース選定のアドバイスや指導などがより容易になると考えたからです。
例えば、あるマネージャーがメンバーから業務上の出来事について説明を受けた時に、「もう少しロジカルに説明して欲しい」と感じたとします。「グロービス学び放題」を利用しているマネージャーとメンバーなら「『思考』のコースを視聴してみたらどう?」といったアドバイスをすることで指導にも役立ちます。
林さん/加えて、現在は集合研修で学んだテーマをさらに深く掘り下げ、復習に活用するようガイドしていますが、今後は集合研修前の事前課題にも「グロービス学び放題」を活用し効果を高めていければと、検討している最中です。
長谷川さん/マネージャーの1人から、「ビジネススキルを体系的に学びたいと考えていたけれど、幅広い分野にまたがっているから自分で教材を探すだけでも大変。時間がなくてできなかったが、『グロービス学び放題』は、すべてのカテゴリーが揃っているのですぐに勉強に取り掛かれる」という好意的なコメントが寄せられました。また、「あるべきリーダーの姿を自分なりに考えてみたのだが、それがリーダーシップに関するある動画の内容とピッタリとマッチしていた。自分の思い描いた理想のリーダー像が、学術的に研究され、セオリーとしても確立していることを知って感動した」という声も聞きました。
他にも岩澤が内定式で「グロービス学び放題」のコンテンツに触れることもあり、社内共通語として広がりつつあります。
経営企画管理本部 人事部長 林 智明さん
長谷川さん/知識を持ち、それを活用できることはその人の価値そのものを高めるもの。つまり「学び続ける姿勢」は生き残るために必要なスキルです。とはいえ、忙しい業務の合間に勉強時間をとるのは大変だとも思います。隙間時間に始められるマイクロラーニング形式の「グロービス学び放題」なら効率的に学べるので、まずは学ぶ習慣をつけ、それを継続して欲しいですね。
林さん/世の中やビジネス環境が大きく変化していく時代においては、「成長しない=現状維持」ですらありません。また、成長を続けるためには、インプットで終わることなくアウトプットを意識することも必要です。インプットしたことをアウトプットにつなげることで理解が深まり、それを繰り返していくことで再現性ある状態にすることが、真の成長ではないかと思います。
岩澤さん/研修などの場でたまに社員に話すのですが、特定の分野で他の追随を許さない「100万人に1人」と言われるような優れた人材になることは簡単ではありません。しかし「100人に1人」の人材なら、ある程度努力すればなれるのではないでしょうか。営業で「100人に1人」に、語学で「100人に1人」に、ビジネススキルで「100人に1人」といくつかの分野を掛け合わせることで「100万人に1人」の人材に近づく—–そんな考え方もあると思います。林も言っていましたが、そこでキーになるのがアウトプットです。取り入れた知識を、実際のビジネスの現場に活かし、自社のビジネスを改善できる力に変えることこそが、「100万人に1人」の人材への近道になるのではないでしょうか。
より「グロービス学び放題」を検討されたい方向けに、
詳細資料(PDF)、無料トライアルをご用意しております。