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自己実現する職場を目指したマネジメントスタイル確立を推進

1992年に日本で初めての国内インターネット接続業者として創業して以来、様々なインターネット関連サービスを開発し、マーケットを創出してきた株式会社インターネットイニシアティブ (IIJ)。その技術力を活かしてシステムインテグレーションやクラウドなどにも事業領域を拡大し、現在13のグループ会社、またグループ全体で国内12拠点、海外9拠点を展開しています。今回「グロービス学び放題」を導入した経緯から、視聴活性および知識スキル定着のために行っているというナレッジ共有会の具体的な取り組み内容や今後の見通しまでを伺いました。
(※部署、役職は取材当時のものです)

会社が急成長する中、マネジメント層の役割発揮支援に注力

貴社の現状と、人材育成の課題をお聞かせください。

育成推進課 課長 永田さん/当社では新卒約100名、中途約80名という積極的な採用活動を行い、社員数が急激に増えていく中で、多様な才能・価値観を要する人材も増えてきました。そして、さらなる会社の成長のためにも、多様な人材をどう育成しパフォーマンスを発揮してもらうかが重要な課題となってきました。その課題を解決するため、人事として制度や体制を整え、様々な施策を実行しました。

育成推進課 主任 矢代さん/2016年度に職能等級制度を廃止し「役割グレード制度」を導入した際、「人材育成」に関する評価項目を追加しました。さらに人事部の組織を改編し、育成推進課を新設しました。私たち育成推進課は社員のパフォーマンス発揮とキャリア形成支援をミッションとしています。ミッションを達成するために、まずは育成の責任者であるマネジメント層の役割発揮支援が最重要と捉えました。

永田さん/マネジメント層の役割発揮を支援するにあたり、課長クラスの年間育成プランをリニューアルしました。具体的には、新任課長向けガイダンス、360°フィードバック、そして「グロービス学び放題」という流れで導入しました。新任課長向けガイダンスは組織長として必要な知識およびスキルインプットを行います。そして360°フィードバックで現状の振り返りと行動変容を促します。さらに「グロービス学び放題」で、日々のマネジメント行動のフォローアップを行い、課長クラスの役割発揮を年間通して支援しています。

「やらされ感」なく、自主的に新しい学びを取り入れる仕掛けを企画

人事部・育成推進課 課長 永田 良太さん

視聴活性にユニークな取り組みをされたそうですが、具体的には?

矢代さん/「グロービス学び放題」は課長の自主学習をサポートするために導入を決めました。さらに視聴活性や知識スキル定着を目的として、「ナレッジ共有会」を企画・開催しました。共有会のテーマは、仮説を立て効果的な判断につなげるための「クリティカル・シンキング」、メンバーの自律的な行動を促すためのリーダーシップ技術「エンパワメント」を選びました。

永田さん/共有会は約10名の少人数制です。多忙な課長でも事前準備なしで参加できるよう配慮し、自由参加の事前視聴からスタートします。その後全員でグループワークを行います。エンパワメントをテーマにした共有会を例にとると、「グロービス学び放題」の資料をもとに、エンパワメントについて復習する時間を用意しました。そしてマネジメントの現場でどのように活用すべきか意見を出し合いました。お互いの実体験も交えながら話していく中で、「成功のカギはメンバーが安心して業務に打ち込める環境を作ること」「若手やリーダークラスといった相手に応じて対応方法を変えることが必要」という考えに至りました。その時の受講者全員のハラオチした表情は印象的でした。また、「目的・ビジョンの共有ができているか」「コーチングや動機づけができているか」といったチェックリストも用意しました。各自が自分と他者のマネジメントスタイルを照らし合わせ、見直すよい機会になったと思います。

矢代さん/その後はおいしいランチをとりながら懇親会を楽しみました。普段はメールや電話でしかやり取りがなかった他部門の課長と顔を合わせ、グロービス学び放題の活用方法やお互いのマネジメントノウハウについて話し合います。スキルアップのみならず、業務上の連携強化にもつながったのではないでしょうか。

なぜこのような「共有会」というカタチを取られたのでしょうか?

矢代さん/元々当社には、勉強会やランチミーティング、研究発表会などを自主的に開催する向学心を持つ社員が多く、なかには自費でグロービスの経営大学院で学んでいる社員もいます。反面「押しつけられること」が苦手な社員も多く、課長達が自主的に取り組める仕組みを作りたいと考え、このような形をとりました。

永田さん/実際のグループワークも私たちは環境を用意するだけであくまでファシリテーター役。参加者が積極的にお互いのノウハウや考えを共有し、自ら学ぼうとする姿勢を重視しました。普段業務では接していない参加者同士がざっくばらんに意見を交換し気づきを得ている姿もみられました。これをきっかけに、それぞれの課長が自分に合ったマネジメントスタイルを確立してくれることを期待しています。

「グロービス学び放題」が研修や制度の可能性を広げてくれる

人事部・育成推進課 主任 矢代 香織さん

導入から2年目となる今年度も共有会を継続されるのですか?

矢代さん/2019年度はよりレベルアップした内容へと変えていきます。知識を学ぶだけでなく人脈形成や自身についての振り返り、ナレッジの共有、ビジネストレンドTipsの提供などにつながる企画を立案中です。朝カフェのように、気軽に立ち寄れて「グロービス学び放題」の様々なテーマについて話せるような場を作るのもいいかもしれません。

永田さん/今後実施する集合研修でも、テーマにあった「グロービス学び放題」のコンテンツを事前学習や復習として活用できないか検討しています。ただ視聴して終わりではなく、他の施策とうまく組み合わせることで、「グロービス学び放題」で学んだ内容も研修ももっと活きてくる。「グロービス学び放題」には、そんな様々な可能性が秘められていると感じます。

今後の人材育成についての展望をお聞かせください

矢代さん/「グロービス学び放題」を課長クラスだけでなく、部長クラスやリーダークラスにも広げていければと考えています。部長が課長に「最近追加されたチームビルディングの動画は、あなたの悩みを解決するヒントになるから視聴してみては?」といったように、部下の成長を支援するツールとして機能することも期待しています。

永田さん/IIJは常に新しいことに挑戦し続ける組織です。興味関心のあることに対してアンテナをはり、勉強し、自らやってみようとする人たちが核となります。これから5年後、10年後を見据えながら、新しいことに挑戦しつづけている人たちが常に成長し、その力を最大限に発揮できる職場となることを目指したいと思います。

株式会社インターネットイニシアティブ
  • 事業内容:インターネット接続サービス、WANサービスおよびネットワーク関連サービスの提供、 ネットワーク・システムの構築・運用保守、通信機器の開発及び販売
  • 社員数:3,562人/2,065人(連結/単体:2019年9月30日現在)
  • グロービス学び放題の利用目的:階層導入
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