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イベントレポート GLOBIS学び放題大感謝祭
コラム レポート

GLOBIS学び放題 法人向け大感謝祭2024
「マ“グロ放題”祭り」開催!

<感謝祭の様子を1.5分でご紹介>

「GLOBIS 学び放題」はサービス開始9年を迎え、約3,900社の企業様の人材育成を支援するサービスへと成長しました。
ひとえに日頃ご信頼をいただいている企業様、また実際にサービスを利用いただいているユーザー様のおかげです。心より御礼申し上げます。

感謝祭2回目となる今年は、内容・規模も前回より大幅パワーアップして開催!!
「人材育成を一歩進める、人事交流会」をテーマに、日頃自社の人材育成のお取り組みに向き合っている皆さまに「新たな一歩」を進めていただけるよう、半年以上前から企画準備してきました。

メインコンテンツには、全社員を対象にGLOBIS学び放題を公募導入し自律型人材の育成に取り組む企業3社をお招きし、人材育成の課題や施策、また運用上の工夫についてお伺いするパネルディスカッションを企画。また参加型企画として、参加者全員が自社の取り組みを振り返り、グループ内で共有し対話するグループセッションをご用意しました。

そしてもう一つの目玉は、マグロ解体ショー!
なぜマグロ?と思われるかもしれませんが、GLOBIS学び放題に「グロ放題」という公式略称があることはご存知でしょうか。はい、ダジャレが企画由来です(笑)

ということで今年はサブタイトルに「マグロ放題・・・・祭り」と題し、ご参加者により一層お楽しみいただけるような企画も盛り込みました。
(「マグロ放題」構想は5年前にも遡り、念願のマグロ解体ショー企画の実現となりました^^)

終わってみると前年の倍以上のお客様にご参加いただき、人材育成課題やGLOBIS学び放題を通じて得た知見共有や交流なども経て、盛況にて開催することができました。

ご参加が叶わなかった皆さまにも当日の様子を感じていただけるよう、本コラムにて簡単ながらご紹介いたします。ぜひご一読ください。

※掲載内容はすべて「GLOBIS学び放題 大感謝祭」2024年11月29日時点の情報です

 

         
   

▼タイムスケジュール

【第1部】16:00~17:10 基調講演・パネルディスカッション
 ・人的資本経営の現状や自社における人材育成戦略と施策の紐づけ
 ・自社におけるGLOBIS学び放題の活用事例
 ・GLOBIS学び放題の最新情報と今後の展望

【第2部】17:15~18:10 人事ワークショップ
 ・参加者同士のお悩みや課題・事例共有
 ・GLOBIS学び放題活用について参加者同士での意見交換会

【第3部】18:20~20:00 懇親会(マグロ放題と題してマグロ解体ショー実施予定)
 ・ご参加企業様同士、GLOBISスタッフとの懇親会
 ・GLOBIS 学び放題に出演する講師や開発メンバーも参加予定

 

 

 
         

 

ユーザー110万人、導入企業3900社突破!
全ての利用企業様に感謝を込めて、大感謝祭スタート

サービス開始から9年を迎え、おかげさまでGLOBIS学び放題のユーザーは110万人、法人の導入社数は3,900社を突破。また日経平均銘柄企業の77%と、日本を代表する企業の大多数にご利用いただくまでに成長しました。

今年の大感謝祭は申込が昨年の3倍近くとなり、スタッフも倍増して待機。カスタマーサクセスを担う法人事業チームはもちろん、エンジニアやオペレーター、マーケティング、コンテンツ開発メンバーまで動員し、「実際のお客様の生のお声を聞いて、サービスに活かす!」という意気込みで参加しました。

 

「多くのお申込をいただいたが、本当に集まってくれるだろうか?」そんな心配も受付開始直後に吹き飛ぶことに。日頃の各種業務で大変お忙しい中、麹町のグロービス東京校(アネックス教室)には109名もの人事関係者にお集まりいただきました。その参加率は約9割!

受付を済ませると、番号が割りふられたテーブルに着席。開始時刻まで、各テーブルでは活発な名刺交換が行われる様子もみられました。
そしていよいよ、事業リーダー・鳥潟の挨拶で大感謝祭スタート!

 

〝企業の事業成長〟に貢献する学習サービスへ
進化の軌跡と今後の展望

「MBAの民主化」。それが鳥潟より示されたGLOBIS学び放題の立ち上げの原点です。
2016年のサービス開始当初から9年間の進化の軌跡、また様々な数値の振り返りと共に、GLOBIS学び放題が日頃どのように開発や運用されているかの説明がありました。

 

GLOBIS学び放題は、日本最大級の経営大学院を運営しているグロービスが提供するeラーニングであり、その一番の拘りは何といっても「コンテンツ」。
コンテンツ開発チームのスタッフはその殆どがMBAホルダーで、社内に有するMBAの教材開発を手掛ける専門研究機関と協力し、学術的かつ現場で使える学習コンテンツの制作に取り組んでいます。
またユーザーから頂くフィードバックの社内活用の事例紹介など、お客様の声をサービス改善に活かしている旨も共有されました。

 

最新機能の一つとして、今年11月に大幅アップデートを行ったアセスメント機能もご紹介。昨年実装したDXアセスメントに加えて、営業やマーケティングといった領域別、新人・若手や管理職向けといった階層別まで、新たに8種類のビジネスアセスメントをリリース!

自由度が高いからこそ難しい動画学習へのモチベーションを底上げし、受講者の学びの意欲を高める仕掛けを詰め込んだ待望の新機能です。ぜひ、多くのユーザーの方に活用いただきたいですね。

 

 

オープニングトーク終盤には、「事業の成長に貢献する学習サービス」という展望と共に今後の開発方針が示されました。

自律的に学ぶ人材・組織づくりには、それらが機能する仕掛けが重要。GLOBIS学び放題は、能力開発サイクルを受講者が自律的に回し続けることができるサービスを目指します。
また2025年には、「学びの定着」を促すことが期待できるリーダー育成用eラーニング「eMBA」のリニューアルも控えるGLOBIS学び放題シリーズ。
「これからも『学びの未来を作り出し、人の可能性』を広げていきます」。私たちのミッションをもって、オープニングの挨拶は締めくくられました。

 

「GLOBIS 学び放題」をどう活かす?!
運用トップランカー3社によるパネルディスカッション

続くパートは注目アジェンダ、ご利用企業様のパネルディスカッションです。

人事担当であるLINEヤフーの後藤様、東京地下鉄(東京メトロ)の井上様、リコーリースの石原様の御三方にご登壇いただき、人材育成の期待や課題、GLOBIS学び放題の導入目的、そして具体的な活用や工夫点についてご紹介いただきました。

 

三社様それぞれ事業環境や組織風土、育成上の重点課題に違いがある中、共通したキーワードは「自律的な人材をどう育むか」。

GLOBIS学び放題の活用場面について、LINEヤフー後藤様は「持続的な利用を前提としているため、受講状況の確認をしています。また、半期毎に受講者に、利用宣言(学びたいスキルや目指す状態)と利用の振り返りを実施して、自律的な学びに役立てていただいています。」とコメント。

他には、グロービススタッフと相談の上でGLOBIS学び放題をより活用していただくための社内講座を開催。これから学ぶ人向けに「どのようなコンテンツが良いか」といった情報提供や、実際によく活用しているLINEヤフーの社員に登場いただき、自らの学び方を話してもらう機会を作る工夫も実施されています。

「社員が主体的学び続けるために意識していることは、『動機付け』『学びの渇き』の必要性だと感じています。」と後藤様。
一方通行の学びではどうしても受け身になりがちだし、一方で機会を提供するだけでは学んでもらえない…。そんな悩みを抱えるご担当者にとっては、LINEヤフー後藤様の提言は大いにヒントになりそうです!

 

続く東京メトロ様のポイントは、社員の9割を占める「現業社員」を含む全社員を2024年度から手挙げ対象として運用している点。VUCA時代に適応できる主体性のある人材を育成するという狙いから、駅員や運転等の現業社員にも積極的な応募を呼びかけました。また、個人貸与PCを保持していない現業社員向けにiPadを一人1台支給しているため、視聴の際にはそれを活用してもらうという仕組みも整えられたとのことでした。

中でも興味深いのは募集時の工夫。応募に必要な情報を社内のイントラネット上に専用ページを作成して掲載すると共に、『受講経験者のインタビュー動画』を制作して掲載したとのこと。
「どのように受講していたのか、具体的にどんな動画が役立ちそうか等を前年度受講していた現業経験社員にインタビューし、イントラ上に掲載しました。本社の社員などはある程度活用方法をイメージできますが、駅員など現業社員にはなかなかイメージはつきづらいもの。応募を促したいターゲットである現業社員にとって応募しやすい工夫をしました」と井上様。

また応募促進にはポスター作成やメール、また現場の「朝礼での周知」など、あらゆるチャネルを活用した社内発信を実施。12月にはグロービススタッフ支援による動画上映会も企画しており、応募だけでなく今後の受講促進にも繋げていきたいと明かされました。

 

リコーリース様の石原様からは、受講を希望する社員が「学ぶ目的と、学ぶことで近づくゴール」を専用フォームに記載の上で応募してもらうという運用が紹介されました。
その上で、受講してもらうコースや受講時間は推奨にとどめ強制力のある指定はせず、個々人の状況に即した具体的な受講が進むような仕組みを取られていることが示されました。

そんなリコーリース様の工夫ポイントは、期間半ばである3ヶ月と終了前の6ヶ月(※6ヶ月プラン)の各時点で「受講により何ができるようになったか」「どういう時に学んでいるか」等をアンケート配信して社員の反応を取得していること。
この運用はアンケートで実際の反応を確認すると共に、受講者の学習を促すフォローアップも兼ねているそう。更にその結果を社内掲示板に掲載することで、他の社員にとっての参考になるのはもちろん、経営層にとっても社員の反応を知る機会にもなっているとのこと。
…これは「一石四鳥」ですね!

他には社長・役員のオススメ講座を定期発信する施策なども紹介されていました。


三社三様のご状況・そして取り組み内容ですが、共通するのは自社で学びの機会を提供する際、とても解像度高く「受講者本人の立場」を想像した上で運用設計している点。そして設計の考え方は同じでも、具体的な運用や手法は各社の組織風土・カルチャーにより全く異なり、社内の影響度も含めた自社の風土・カルチャーを存分活かした施策を実施していることが大変印象的でした。

 

きっと多くの聴講企業様にとって参考になるポイントが多かったのではと思います。

お話頂いた三社様も運用途中ですので、今後の反響も引き続き楽しみですね!

 

悩んでいるのは皆同じ!今後の自社取組のヒントにも
「学びと交流」の人事ワークショップ

ここまでインプット中心のアジェンダでしたが、第2部は実際に「自社」に引き寄せ、また近い課題を抱える人事ご担当者同士で対話いただくアウトプットの時間。
GLOBIS学び放題 法人事業チームのリーダーでカスタマーサクセス担当である成田より、「自律型人材について参加者全員で考え、自社に活かせる気づきを持ち帰ってもらう」為の人事ワークショップが開催されました。

 

成田より「自律型組織・自律型人材の育成」に関する基本的な考え方が示され、まずはご自身で自社の取り組み状況を振り返る個人ワーク。その後、振り返った内容をグループに共有するという内容でした。

 

個人ワークは7分という限られた時間でしたが、ここまでのインプットも参考にしていただきながら自社のご状況を振り返り、集中してワークシートを進めていただきました。
その後、6人程に分かれた各グループで自社の取り組みや課題について共有する時間となりましたが、どのテーブルでも非常に活発な対話がなされる様子が伺えました。

終了後のアンケートでは、「短い時間ではありましたが、非常にたくさんの学びと気づきを得られて良い時間でした」
「他社様の人事担当とお話をする良い機会になりました。人事は悩みを話しづらい部分があるので、大変ありがたかったです」等のありがたいお声も多数頂戴いたしました!

また「これをきっかけに、後日改めて同じグループだった複数社で人材育成議論をすることにしました!」という嬉しいご報告も。人事の皆さま同士をつなぐ、人生育成の一歩踏み出す機会になっていただけたようでとても嬉しいです^^

また限られた時間の中で内容の濃いテーマだったということもあり「もう少し時間が欲しかった」というお声も頂きましたので、次回開催時に反映していきたいと思います。

 

感謝を込めて「マグロ放題・・・・」の解体ショー!
「GLOBIS学び放題」は今後も人事の皆さまに伴走します

第3部はお待ちかねの懇親会!「GLOBIS 法被」姿の鳥潟の乾杯でスタートしました。

そしてグロービスでも前代未聞・初開催となる「マグロ解体ショー」。専門のマグロ職人さんと共に、大きなマグロが皆様の前にご登場。

 

「マグロを捌いてみたい人いますかー?!」の職人さんのお声掛けで会場も大盛り上がり。会場を代表して参加者様にも包丁を握って頂き、大きなマグロを一緒に捌いてポーズを決めてくださいました。

その後、職人さんにて捌いていただき、お刺身や寿司となってご参加者の皆様に振る舞われました。

 

また、パネルディスカッションにご登壇頂いたLINEヤフー株式会社様・東京地下鉄(東京メトロ)株式会社様・リコーリース株式会社様に、日頃の社内に対する応募・受講促進における感謝と激励を込めたトロフィーを贈呈!
(サプライズで授与式を開催しました^^)

 

ご参加いただいた皆さまからは、「大変有意義だった」「とても楽しかった」「貴重なつながりが持てた」など多数のご満足のお声をいただきました。
また私たちスタッフも、皆様の実際の活用いただいている事例はもちろん、ご要望も含めたくさんの貴重なお声を伺うことができ、大変学びのある機会でした。
改めてありがとうございました!

グロービスでは、GLOBIS学び放題のご導入を通じて企業様とつながり、自社の人材育成や運用について共に考える場を今後も構築できたらと考えています。
そしてこれからも皆様と共に伴走していくパートナーでありたいと考えています。
今後とも、よろしくお願いいたします!