概要
このコースについて
技術の進展などに伴い、さらに不確実・混迷を極める現在。日系企業を取り巻く環境も10年前と比較して、大きく変化しています。
私たちはこのような時代に、どのように向き合っていくべきなのでしょうか。
本コースでは、数々の著名企業でトップマネジメントを歴任してきた伊藤嘉明氏に、ビジネスのプロフェッショナルとして、VUCAとも称されるこの不確実な時代に記録的な成果を出すために必要なこと_「差異力」についてお話をお伺いします。
ご自身や組織の未来へのヒントが見つかるかもしれません。
コース内容
- コース紹介
- イントロダクション
- 日本企業と海外企業の違い
- これからの時代に必要なものは?
- 差異力の磨き方
講師プロフィール
伊藤 嘉明 X-TANKコンサルティング CEO/X-TANKインダストリーズ CEO
タイ・バンコク生まれ。サンダーバード国際経営大学院MBA、国際経営学修士。
タイ国オートテクニックタイランド、日本アーンスト&ヤング・コンサルティング、日本コカ・コーラ、デル公共営業部本部長兼米国本社コーポレート・ディレクター、レノボ米国本社エグゼクティブディレクターグローバル戦略担当役員、アディダスジャパン上席執行役員バイスプレジデント兼営業統括本部長、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、ホームエンタテインメント日本・北アジア代表を経て、2014年ハイアールアジアグループ代表取締役社長兼CEOに就任。16年、X-TANKコンサルティングを設立し、CEOに就任。
17年から2年間、ジャパンディスプレイ常務執行役員 CMOとして経営に参画。
19年4月X-TANKインダストリーズを設立し、CEOに就任。現在に至る。
(肩書きは2019年8月撮影当時のもの)
このコースを見たユーザーの学び
「差異力」VUCAの時代に勝ち残るための秘訣 イノベーションを生むためのマインドセット として、ご自身の経験に基づいた力強いメッセージは、とても説得力があった。言霊を大事にしてこられた方だとも思った。アジア、中国で、日本企業のイメージとして、決められない、英語が通じない、提案がないなどが一般的で、それはマネジメントの責任にするのではなく、提案できない自分たちの責任と考えるべきとのメッセージも応えた。
差異力とは、
・違和感を大切にすること、
・直観や、肌感覚を大事にすること、
・知らないことは武器であること、
・妥協しないことが想像力と行動力になること、
・差別化でなく、差異力であること。
差異力を磨くには、
⓵選択肢を作り続けること
⓶シミュレーションを徹底すること
⓷コミュニケーション能力を磨くこと
とのアドバイスも実践的で大変参考になった。
最後の 不言実行は付加価値なしと心得ること
・不言実行ではなく、有言実行
・ビジョンの明確化
・言霊のちから
との心構えについてのアドバイスも、納得できた。
響きました!
違和感を大切にする…同感です。私も大切にしてきました。多くの場合、それは間違いではなかったと感じます。
言霊のちから…やはり大切なのですね。
できる、できないではなく「やるか、やらないか」…反省し、意識します。
・違和感を大切にというのがあったが,環境に慣れてしまうと悪い意味で適応してしまい,そこに変革の種があったのに,見落としてしまう結果となる。
・不言実行ではなく有言実行が大事。不言実行は自信の無さの現れであり,できなかったときの逃げを自分で用意しているようなもの。言うからには,絶対に成し遂げる覚悟が必要。