コースの視聴傾向から組織の関心テーマがわかります

1. 自社では「GLOBIS 学び放題」で何が一番見られている?

自社社員の皆さんが日々どのようなコースを視聴しているか把握していますか?
もし、まだ確認していないようであれば、ぜひチェックしてみましょう。
受講データのうち「視聴傾向」からは組織の関心テーマを確認することができます。
「視聴傾向」からどのようなことがわかるのか具体例を挙げながら、解説いたします。

2. 「視聴傾向」から組織の課題がわかる具体例

①コース「カテゴリ」から視聴傾向を分析する

 

よく見られているコースカテゴリは、その領域への興味関心が強いだけでなく、他と比べてその領域に対して課題感を感じている可能性があります。

例1)新しく管理職となった社員に対して導入された某企業
自社の視聴傾向を確認すると、「リーダーシップとマネジメントの違い」「社内を動かす力」といった【リーダーシップ】カテゴリのコースが多数見られていることが判明しました。
これまで同社では、体系だった新任管理職向けの研修は実施しておらず現場主導での教育が中心だった背景があり、このような「組織・人材マネジメント領域」のインプットが不足していることが客観的にも明らかになったのでした。

例2)公募(手挙げ制)で導入された某金融企業
社歴1〜2年目の社員の視聴傾向を見てみると「アカウンティング」「ファイナンス」などの【会計・財務】カテゴリのコースが多く見られていたことが判明しました。
同社では、新卒社員の入社時には業界専門知識をインプットする研修はあるものの、その後はすぐ部門配属となり、一同に介しての研修は年に1回のみで、業界人として知るべき【会計・財務】の知識習得機会は用意されていませんでした。コースの視聴傾向から、若手社員への業界専門知識インプットの機会提供が十分ではなかったと判断することもできます。
『グロービス 学び放題』は、専門的な研修が用意されている領域であっても、自主的かつ継続的に復習できる機会として活用されていることが明らかになったのです。

②コース「タイプ」の視聴傾向から分析する

例)某製薬会社A社様
アセスメントテスト実施のためのインプット教材として、また学ぶ文化を醸成してほしいとのことから、新任マネジメント層への導入を決めたA社様。「アセスメントテスト対策としてGLOBIS学び放題を学習する」と捉えている社員の方が多いのか、観られているコース「タイプ」にやや偏りがありました。初級と中級のコースは他社と比較して視聴が進んでいる一方で、実践知や知見録Premiumといったコースの視聴が少ないことがわかりました。同社では、マネジメント層にはビジネススキルの基礎だけはなく、最新のビジネストレンド等も学んでほしい・社員の皆様の学びを更に広げていきたいという意図があったため、学びの幅を広げるためのコース紹介を社内HPにご掲載いただくなど受講者の学びの幅が広がったとのお声をいただきました。

開講当初に定めた「導入目的やゴール」とズレているコースの視聴が進んでいる場合は方向性の修正が必要になります。

このように受講生の視聴傾向は、視聴コースを指定していない場合は特に【受講生の関心や課題となるテーマ】を如実に示す重要な指標となります。また部署や階層・年次によってその傾向が異なることもあり、組織的な育成課題を把握する上での材料にもなりますので、視聴時間だけではなく、視聴傾向も是非確認してみましょう。

3. 自社の視聴傾向を簡単に把握する方法とは

では、具体的にどのように視聴傾向を確認すれば良いのでしょうか。
『GLOBIS 学び放題』の管理画面のサイドバー「受講者」から、「CSVダウンロード」を使用し、自社受講生が視聴しているコースのコース名やコース進捗状況や視聴日などのデータを引き出すことができます。
このデータ集計することで、よく見られている視聴コースのランキングを出すことも可能となります。実際の視聴コースランキングは、関心領域の把握のみではなく、受講生の人気ランキングとして受講活性の発信材料として活用することも可能です。

受講状況分析シートを活用すると、簡単に視聴コースランキングが出すことができます。
受講状況分析シートの活用方法はこちらから。

ぜひ自組織の視聴傾向を確認し、組織的な育成課題を把握してみましょう。

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