良い意味でモデレーター・パネラーの区分の無い、大変充実したセッションだった。
農業界のいちご王子:㈱GRAの岩佐大輝氏が何度もPL(数値)で理解しようとしているのが印象的だった。
バリューチェーン統合型・プラットフォーム型と形は違えど、農業のテック化を同じ使命感をもって、専門分野を活かして協力しつつ各領域で深化させていっている様子がわかった。
テックドリブンではなくイシュードリブンであるべきなのは業界共通のテーマ。人間は同じ間違いを犯しているというアグリテック業界の住職の言葉は覚えておきたい。
令和元年はアグリテック元年ということで、政府のリーダーシップを待たず、民間から日本の農業を変えていって欲しい。そうすることでさらに多くの若い人たちが農業に夢を持ち、日本の農業も発展していくと感じた。
パネラーのやり取りが面白かった。
農業とITは一番遠くの存在に思いがちだが、親和性はやはり高いと思った。
農業の世界市場規模が900兆円、自動車産業が300兆円。
いかに強大な産業化というのが理解できてよかった。
同時に日本の農業が弱い理由も本動画で言われた様に、
技術はあってもマーケティングを活用できていないので活かせていないのは、
農業の規制が強いためでありこの部分を緩和しなければならないと強く感じた。
農業に限らず、そのテクノロジーが人を超えているか否かで普及は決まる。特に農業においてはその土地や気候に対応したフィールドエンジニアがメーカーサイドに存在するか否か。ベテランと言われる農業従事者以上の者でなければならないが、学術やもの書きの内容に長けていても、その現場で起きているその事象に対して提供するテクノロジー側から対処の方策を提示できるか否かでは。それは工業製品での工場サイドのエンジニアが本社サイドの技術系プロセスエンジニアに抱いている感覚と同じかと思う。(その現場を知らず理論理屈だけでは解決できない)日本の気候風土はオランダと違い特殊性がある。(台風、降雪、大雨、冷害、日照)従って、その施設への投資額も異なる。その様な点からも日本のアグリテックの普及拡大を狙うのならばよりミクロな現場サイドとの連携が不可欠だろう=そうなると地域JAとのタッグがチャネル構築も含めて手っ取り早いのかな。(なーんてことは百も承知でしょうが)
農業の価値を上げる方法としてアグリテックがあるんだと、あらためて実感した。
これが公開されてから2年経ってるけど、果たして。
あ、ちなみにアグリテックは『既存の環境にテクノロジーを適用する』んじゃなくて、まず『農業環境自体をテクノロジーで見直す』ことから始めた方がいいと思いますよ〜
最近は駅ビルとかでLED野菜栽培とかしてるの見るけどそういうのがいいと思います。
地方創生?
ああ…田舎の利権争いで大勝利したいみたいな人の話は聞き入れないのが得策だと思いますよ〜知らんけど。
農業⇒アグリテック、可能性の違いを感じた。今後、日本の企業がこの分野でアジアや世界にどれぐらい貢献できるか。非常に楽しみに思えた。
モデレーターの方々も、基本的には10年間同じようなことを言ってらっしゃるとは思う。それくらい農業界は変わりにくいのだろうか。
都会で生活していると、食は気にしても、その先の農業に対して無関心になってしまうと反省。
農業は専業/兼業の差が激しく、構造が長年変わっていない気がする。また、他業界と比べても、各農家間で比べても、マーケティング・マネジメント・ITなどの導入具合にも差がある。
農業が変わっていくには、事業者・従事者の努力や試行錯誤はもちろんのこと、最終の消費者の意識が変わること/変えるために伝えていくことも必要なように思う。
非常に回し方がうまいと思いました。
ファシリテーションの好例として見直したいと思います。
市場規模として農業が巨大であることを初めて知りました。アグリテックは農業にとって追い風ではあると思いますが、普及が進まなければ意味がないので、日本の零細農家とテックをうまく繋ぐ人材が求められているのでは?と思いました。
農業市場は自動車の3倍で、更に延びしろがあるとは想像もしていませんでした。植物工場化により自然栽培より水資源や肥料の消費が少なく、むしろ環境負荷は低いなど、ビジネス的にも環境保全面からも期待できる産業と感じます。
一方、現在の食料危機は深刻で、飽食の末大量廃棄する先進国がある半面、飢餓に苦しむ国も多く存在します。
このまま行けば、いずれ全ての人類が飢餓に直面するとも言われています。
これからのアグリテックには、生産性向上の他、長期保存の可能性、食のリサイクル、加工工程の省力化等々、非常に期待するところが大きいです。
経営者はplのどこに効くか考えて判断しなければならないと言うことが印象的だった
聞いているだけでワクワクする。
ハードルは色々ありますが、人知で乗り越え、明るい未来を築きたい。
経済がうまく回ることを願っています。
業務でばりばり使えそうである。
農業への若者の参入のハードルを下げることで、より最新技術の導入が進むことを期待したい。また、農業へのテクノロジーの活用がどの程度進んでいるかをもっとメディアがコマーシャルすることで国民の関心を高めることも期待したい。
農産品の生産も、テクノロジーとデータ(数字)で判断される対象になってしまうのですね。すべてが、テクノロジーにかかわるようになると、人間の、研ぎ澄まされた感性の重要性が、ますます、高あるように感じました。
「アグリテック、といってテクノロジーに飛びついてはいけない。そのためのマーケティング」の言葉を聞けたのが一番の学びです。社内IT部門にいるので、そうなりがち。
何を目指して進めるか(STP)+そのためのテクノロジー、の順番で議論できる人材になる!と決意。早速トライ。
農業の技術参入が盛り上がっている事が今更ながら分かった。
人口減少による農業従事者減を補う事を検討の余地があるのでは無いだろうか。
非常に興味深いお話でした。ありがとうございました。
非常に内容の濃い、多くの気づきがありよかった。
オーガニック野菜はやはりうまい、に対し、
野菜一つ一つではなく、複数組み合わせたサラダがうまい、
がアグリテックだ、素材勝負ではなく、メニュー化、ブランディング、
でスケールアップしていくというのは一気通貫でバリューチェーンできてる
ことの自信のように感じる。
ただ、素材のインパクトは食文化でもあるので、
今まで食べたことがないようなうまくてでかいイチゴをアグリテックで
ポンポン自動で作られドローンで取れたてが自宅に届くような絵も見せてほしい。
・まさに産業構造の変革が起きる可能性のある分野。
・データによる生産・生産性・メニュー・マーケティング・ファイナンス様々な変革が起こりえる。
・プラットフォームがどこになり得るか。
・製造業のサプライチェーンにも大きな示唆があると思う。
・野菜を作るのではなく、サラダを育てる感覚。
人工肉も、含め農業や食料は、これからの成長分野だと、つくづく感じた。
なるほどそういうことですね。
最も自然に近い場所で活動する1次産業(農業)が、サスティナブルに発展していくために、自分には何ができるのか?と考えさせられました。また、パネリストたちの熱い想いが、動画越しにも伝わってきて感動しました。
農業に挑戦したい気持ちになりました。
大変勉強になりました。アグリテックという言葉を初めで聞きましたが、農業の可能性が広がるなと感じました。
農業の自動化、アグリテックの進展にて金融、保険など幅広にビジネスチャンスが到来する可能性を感じました。
世界の農業の市場規模が、自動車産業の市場規模の5倍というのは、考えてみれば世界中の人たちが食事をしているのだから、そのぐらいの規模になるのは当然かもしれない。その市場に、ハイテクを入れて生産性を上げ、収穫量と品質を上げる試みは、聞いていてワクワクした。
土で栽培した野菜よりも、工場で作った野菜の方が、肥料が地下に流れ出さないからサステイナブルだ、という話は、自分の今までの視点を変えてくれた。
全体バリューチェーンと複次産業化、独創的なイノベーションも農業にも取り入れていかないといけないし、いけるような気がした。
関心が高い分野だと分かったのは収穫
農業は,わたしたちの口に入るものを作る産業という意味で,他の産業とは重要性の意味が違ってくるのだと思います。工業化して生産量を増やすことや儲かることは大切ですが,安全安心で,おいしくて,地球環境にもサスティナブルな産業であってほしいと思いました。