概要
このコースについて
インターネットとスマートフォンの登場で、今やだれもが自分の意見や体験をマス(大衆)に発信できるようになりました。これまで新聞、ラジオ、雑誌、テレビの「4つのマスメディア」に頼らざるを得なかったマスへの発信が、個人で気軽にできる現代――それが「だれでもマスメディア時代」です。
どこでも、いつでも、だれでも情報を受発信できる時代になり、新しいビジネスチャンスが生まれています。個人がそのビジネスチャンスを確実につかむには、どうすべきか。一部の“天才”を模倣するのではなく、自分だけが得た独自の情報を元に個人を世の中に発信するには、何がポイントなのか。
他者との競争がほとんどない「ブルーオーシャン」で自分自身を売り出すマーケティングの考え方を、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の柳瀬博一教授がひもときます。
コース内容
- コース紹介
- だれでもマスメディア時代とは?
- 「天才」を見てはいけない
- スモールトライアルを繰り返しブルーオーシャンを見つける
- 優良なコンテンツとは何か
- どのようにインプットするか、まとめ
講師プロフィール
柳瀬博一(やなせ・ひろいち)
1964年静岡県生まれ。東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、日経マグロウヒル社(現・日経BP社)に入社。雑誌「日経ビジネス」記者、専門誌編集に携わった後、出版局で『小倉昌男 経営学』『矢沢永吉 アー・ユー・ハッピー?』『養老孟司 デジタル昆虫図鑑』『赤瀬川原平&山下裕二 日本美術応援団』『社長失格』『流行人類学クロニクル』など書籍編集を行い、「日経ビジネスオンライン」の立ち上げに参画、同媒体の広告プロデューサーを経て、2018年4月より現職。「文化系トークラジオ Life」「柳瀬博一Terminal」「Biz&Tech Terminal」「渋谷の柳瀬博一研究室」などラジオパーソナリティも。プライベートでは、三浦半島小網代の谷の保全を行うNPO法人小網代野外活動調整会議の理事。著書に『国道16号線 「日本」を創った道』(新潮社)、共著に『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』(小林弘人と共著 晶文社)、『「奇跡の自然」の守りかた』(岸由二と共著 ちくまプリマー新書)『混ぜる教育』(崎谷実穂と共著 日経 BP社)。
(肩書きは2021年5月撮影当時のもの)
このコースを見たユーザーの学び
弊社も都内港区に本社があり、「都内=多数・正解」のような思い込みがあると気付きました。今後はどんなことでも正しいデータを活用し、本当にそうかな、と多角的に見ることを意識します。
情報があふれる現代において、自分が好きな情報だけを集めていくと、結果として、他の大多数の人と同じような考え方になってしまい(某マンガのStand Alone Complex)、レッドオーシャンしか見えなくなってしまう。そういった中で、意識して幅広いインプットをしていくことで、オリジナルな思考、アウトプットにつながり(某思考戦車がゴーストを獲得したように…)、自分だけのブルーオーシャンに行きつくというのは非常に示唆に富んだ、勉強になるお話でした。
アウトプットすることが大切だと思っていたけど、インプットが大切という話は意外だった。
ただ、アウトプットしたくなる!という段階になるまでインプットすると後が楽だなぁと感じました。
しなければならない!
↓
やりたい!
に変われば、継続は簡単だと思います。