知見録 Premium
リーダーの挑戦⑦ 星野佳路氏(星野リゾート代表)
※この動画は、茨城放送で制作・放送しているラジオ番組「堀義人が聞く リーダーの挑戦」の動画版として再編集したものです。
概要
このコースについて
グロービス経営大学院学長の堀義人が、日本を代表するビジネスリーダーに5つの質問(能力開発/挑戦/試練/仲間/志)を投げかけ、その人生哲学を解き明かします。第7回目のゲストは、星野リゾート代表の星野佳路氏。留学時代に学んだこと、ビジネス理論を学ぶことの大切さ、家業継承に対する思い、星野リゾートのビジョンや人事制度などについて聞いていきます。(肩書きは2020年12月16日撮影当時のもの)
星野 佳路 星野リゾート 代表
堀 義人 グロービス経営大学院 学長 グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
コース内容
- イントロダクション
- 能力開発
- 挑戦
- 試練
- 仲間
- 志
- 質問・回答
このコースを見たユーザーの学び
考えが本当に深い。すごく参考になります。
なぜ人は安易な道を選択していないのだろうか。やはりビジョンを明確に持たないからではないだろうか。
明確なビジョンがあれば、そこからブレたものは洗濯しないはずなのだ。
星野さんが人材を非常に大事にしているのにも共感する。経営者は時に「人材は人財(財産)だ」などと言う人が多いが、実践している人はどれだけいるだろうか?
「能力持っているのに、発揮できてない人が多い」は、人をよく見ている証拠だ。研修や勉強をしたからといって能力が伸びるとは限らない。そうではなく、すでに能力はあるのだ。発揮できてないだけなのだ。だから会社として、その人が能力を発揮できるようにするために最大限のサポートをする。この考えは本当に深い。
「コロナ禍で人材が流出したら、コロナが終わった時に取返しがつかない」この言葉も非常に深い。
人をコストと考えない。コロナで経営が厳しく、お金が足りないのであっても、何とかお金を調達し乗り切る。コロナが過ぎて一気に回復するためには人材はどうしても必要。そこで一気に回復出来ればお金なんか返せるという考え。やはり見ている視点が違う。非常に参考になる。
目の前の判断は、リスクとリターンの関係が多いが、低いリスクばかりとって目の前のリターンをとっても仕方がない。ビジョンに近づくには、あるとき高いリスクを取らなくてはならない。ビジョンがないとそこに近づくというモチベーションがないので高いリスクを取りたがらない。ビジョンの大切さを再度勉強しました。
星野リゾートは、20年以上にもわたって同一の代表がトップマネジメントとなっていることが、経営の一貫性を保持できる一つの大きな要因でもあると思われるが、では、一定周期でトップ層が入れ替わっていく組織体においてそれができない ということはなく、人が変わってもその趣旨が受け継がれる、数十年先も見据えた明確なビジョンを、共感をもって掲げていく必要があるのだと感じた。