概要
このコースについて
物が溢れる時代である現代において、イノベーションを起こす難易度は高まっているとも言われます。しかし、これからの時代は「意味」のイノベーションを起こすことで新しいビジョンを提供できるという考えもあります。
「意味のイノベーション」という言葉はイタリア・ミラノ工科大学のロベルト・ベルガンティ教授が著した「デザイン・ドリブン・イノベーション」に登場する言葉で、極端な言い方をすれば、製品の仕様やパッケージをまったく変えることなくイノベーションを起こす方法と言われています。
このコースでは、「デザインの次に来るもの」の著者であり、ロベルト・ベルガンティ著「突破するデザイン」の監訳者でもある安西洋之氏に「意味のイノベーション」をテーマに語っていただきます。
「電気がある時代に、ヨーロッパではなぜロウソクが売れ続けるのか?」
この問いに対する答えが気になる方は、ぜひこのコースをご覧ください。
コース内容
- コース紹介
- なぜ今「意味のイノベーション」なのか
- 「意味のイノベーション」との出会い
- 実践のプロセスと事例
- メッセージ
こんな人におすすめ
・イノベーションに関心のある方
・プロダクト、ビジネスの企画に携わっている、または関心のある方
講師プロフィール
安西 洋之 モバイルクルーズ株式会社 代表取締役
いすゞ自動車に勤務後、1990年よりミラノと東京を拠点としたビジネスプランナー。多くのデザインプロジェクトに参画。また、異文化理解アプローチ「ローカリゼーションマップ」を考案し、執筆や講演等の活動を行う。著書に『デザインの次に来るもの』『世界の伸びる中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』、共著に『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力』。「突破するデザイン」(ロベルト・ベルガンティ著)の日本語版監訳・解説。
(肩書きは2018年6月撮影当時のもの)
このコースを見たユーザーの学び
ビジネスにおける意味のイノベーションとは、コモディティ化しやすい問題解決型ではなく、モノの意味を再定義し、新しい価値をもたらすこと。
例として挙げられている企業は、ユーザー中心のデザインでも、外見のデザインでもなく、「意味」をデザインすることで成功を収めている。
また、必ずしもテクノロジー依存型ではないイノベーションということで、様々な可能性を見出すことができるポジティブな内容だと思う。
何を言いたいのかよくわかりませんでした。
意味のイノベーションとは、コト・モノに対して、ターゲットが共感する意味を吹き込むこと。と理解する。
営業という仕事に置き換えたときに、顧客への提案内容に顧客のビジョンと重なる意味を吹き込むことによって、その提案は何倍の価値になる。
プロフェッショナルはこの作業を意識的であれ、無意識的であれ実践している。
顧客に向かう先を示し、その向かう先の行き着く意味を共有できる営業を育てたい。