このコースについて
先行きが見えず、外部環境や顧客の価値観が次々とアップデートされる中、会社をどのように変革していくか——
自社の変革に頭を悩ませている企業も少なくないのではないでしょうか。
「自社を変えなければならない、でもどうやって?」とお感じの方に、このコースはひとつのヒントになるかもしれません。
東京五輪2020のクリエイティブアドバイザーも務めた山﨑氏は、デザインの力で事業のコンセプトから数字までを整合し直す活動を行っています。
今回は、ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社の井上社長もお招きし、同社のリブランディングの事例をもとに、デザインで事業をどのように変革できるかを語ります。
難解な専門用語はありませんので、デザイン経営について詳しくない方も大観を掴むことができます。ぜひご覧ください。
以下の関連コースをあわせて視聴することをお薦めします。
・デザインと経営
※アカウンティング・ファイナンスの知識がどのように事業につながるかも具体事例の中で語っていただいています。
講師プロフィール
山崎晴太郎 /SEITARO YAMAZAKI
株式会社セイタロウデザイン 代表取締役、アートディレクター
株式会社JMC 取締役兼CDO
株式会社プラゴ FOUNDER,CDO
立教大学卒。京都芸術大学芸術修士。デザイン経営のパイオニアとして、ブランディングを中心に、グラフィック、WEB、空間、プロダクトと多様なチャネルのアートディレクション・デザインを手がける。国内外のデザイン賞受賞多数。各種デザイン賞審査委員、有識者委員を歴任。東京2020オリンピック・パラリンピックでは、クリエイティブアドバイザーも務めた。上場企業の取締役としてもデザイン経営を実践。美しい景観とEV普及を共存させるための事業会社、プラゴを起業するなど経営とデザインの両輪を横断しながら活動。
代表取締役社長 井上 理(いのうえ ただし)
ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社
中央大学法学部を卒業後、会計事務所を経て、1999年に米国ローン・スター・グループ ハドソン・ジャパンに入社。経理・人事・法務などを経験し、同グループのスター・キャピタルとスター・プロパティーズで取締役副社長に就任。ホテルやゴルフ場、デパート、家電量販店、金融機関など、多種多様な企業のPMI(M&Aをした会社の管理・統合・再生)を担い、企業価値を上昇させ売却することで利益を上げた。その後、担当企業の1つであったソラーレホテルズに2007年より取締役副社長 兼CFOとして出向。チサンホテルの経営改善や、CMOを兼務してマーケティングやホテルの運営改善を行い、2016年にMBOを行い、現ソラーレホテルズ の代表取締役社長に就任。
(肩書きはいずれも2022年9月公開当時のもの)
コース内容
- コース紹介
- 導入:リブランディングでデザインの力はどう生かされたのか
- PROJECTの出発点とは?
- PROJECTをどう進めたのか?
- 困難と乗り越え方とは?
- 金沢 雨庵のケース
- デザイン経営を実践するポイント
- 経営効果とデザイナーの評価
- おわりに
より理解を深め、他のユーザーとつながりましょう。
60人の振り返り
ozawa_h
IT・WEB・エンジニア
見えるものだけどデザインするのではなく、見えていない部分もデザインする必要がある。
s_matsushige
経営・経営企画
ベッドメイキングを体験して、カードは誰のためのものなのかを確認。ユーザー体験を考慮して廃止を決定したというのが印象的だった。
kfujimu_0630
マーケティング
目に見えるものだけがデザインではない。ソフトでもハードでも一貫性を持たせる。という言葉に強く感銘を受けました。この原理原則は、実務にも活かせると思うので、チャレンジしたいと思います。
chieychan
販売・サービス・事務
デザインの一貫性を保つこと。
難しいですよね。
妥協せずに、当事者に理解してもらうために踏ん張る。
moritti
販売・サービス・事務
2階建てで考える。
外さない共通部分を保つ
共感部分を持つ
とても分かりやすく、今後実践していきたい
sha_shu_suke
人事・労務・法務
デザイナーは非連結のものを結合させる、すなわちイノベーションを起こす触媒のような職業なのだと感じました。
tomoya_0528
人事・労務・法務
一貫性を出すことに拘ったという言葉が刺さりました。そのためには、関係者の理解統一など多くの難所がありますが、ロジックとパッションで乗り越えた点が学びになりました。
keisukeoka
人事・労務・法務
デザインと経営の結びつきについて、わかりやすい説明で良かった。
特に、2段構えとなっていて、1段目の財務面をクリアしていなければ2段目のデザイン面の共有・成功がない事に関して、興味深かった。
sakaeyama
クリエイティブ
デザインは見えるものだけで無く、見えないもの、
オペレーションから体験価値まで、すべてに一貫性をだすことで、経営を強く後押しすることがわかりました。
あと、財務やリソース、業界の特性もしっかり理解して、
経営者と同じ視点で、ふわっとした概念を可視化することが大切だと改めて感じました。
okamotos
メーカー技術・研究・開発
見えるものだけがデザインではない。一貫性を持たせる。納得しました。
山﨑様、テレビでも拝見しております。
ochanoco3131
人事・労務・法務
デザインは可視化されたものだけでなく、内部のオペレーションの細部に至るまでなされるもの。一貫性をもたせることは容易ではなく、たゆまぬ共通理解の促進・価値観の共有が必要である。そこの土台は言語コミュニケーションが不可欠で、対話・相互理解の促進は必須。そう言った観点で、企業内の「風通しの悪さ」の改善は経営の上で避けて通れない課題だと再認識した。
konisan
専門職
デザイン=ストーリーを作る=全て繋がりがある施策を打つ
と理解した。
miyaura911
マーケティング
新たなサービスの開発にも役立てられると思った。
誰がどうなるところに価値を置き、1番の資源を投下するのかという点はかなり参考になった。
ぜひ自身の関わる取り組みに活かしていきたいと思う。
tanaka_hideki
メーカー技術・研究・開発
デザインそのものを自分の仕事に活かすことは難しいですが、内部外部とのコミニュケーション、意思合わせが大事ということは腹に落ちました。
yuitoaina
メーカー技術・研究・開発
目に見える部分以外のデザインも重要ですね。
nanko-p
経営・経営企画
2層のコミュニケーションというところが良かったね。
sphsph
メーカー技術・研究・開発
タイムラグをどう乗り越えるか?
速攻で効果が出ない。
そう思えない。
万が一・・・なら?
そんなのと真正面から勝負する気負いでしょうか。
vegitaberu
人事・労務・法務
「デザイン」とは、ふわっとしたものを、形に、より目に見やすいものにしていく活動かなと感じています。とすると、デザイナーは、もしかすると、感情、事象の翻訳者、解釈者なのかもしれないと感じます。
さらに、「デザイン」から導き出されたものを含め、いったん具体化するものは、ハードやソフトの間にも、一貫性をもたせ、それを、妥協せず、実行することが重要だとも理解しました。表面的なものであれば、まねができるというのは、全くその通りだなと思います。その中でも、ソフトは、差別化のために重要だと思っています。
そのために、ステークホルダーの内で、解像度の高い、共通認識を作ることが重要だと思います。
hiroaki_t3588
コンサルタント
◆経営陣や事業部幹部と会話する際には、2層構造で物事を考えて出資者と合意進めて行くこと。1階は経営収支や財務力に関する稼ぐ力のデザイン。1階部分を基盤とした上で2階部分は数値で表せないような実現像を検討するレイヤーとすること。
◆オペレーションの部分まで踏み込んで体感してデザインやコンセプトの是非を検討すること。
shusuke-yamada
その他
一貫性を持たせることがいかに難しいことであるか。招かれている社員とは異なる視点を持つことを含めて、デザイナーは異なる視点を持ち合わせることが必要です。
関係者の理解統一はたやすくありません。
ベッドメーキングの経験が活用できたといえます。
x1043243
営業
デザインは、ビズネスをスケールさせるときに有効。あくまで第一優先は、論理的アプローチ!
nabezo1962
人事・労務・法務
デザインを経営に活かす、ってとても複雑なことだと理解しました。
幅広い知識が必要ですね。
hakuyo
専門職
MA支援において、営業の仕組みに貢献しながら、CXデザインの視点から顧客体感をブラッシュアップする。
yma381
その他
違う意見を真摯に考える だいじだとおもった
sai-3448
人事・労務・法務
デザイン経営という言葉は初めて聞きましたが、ビジネスとの関係をわかりやすく知ることができました。
tktk_itojun
人事・労務・法務
一貫性を保つ、見えない部分のオペレーションの部分までこだわるというのは、接客業ではなくとも大変勉強となるキーワードでした。
何か打ち手のアウトプットは 「点」になってしまいがちですが「線」として一貫性を保ちストーリーとなっていくことが重要だと再認識できました。
taku_0318
コンサルタント
非言語要件を満たすためにはデザイン思考が有効なのかなと思った。
kaheinojima
クリエイティブ
ブランディングのガイドラインはあるのですが、スタッフはいかにそこから離れて自分のオリジナリティを出すかという視点になりがちです。
ガイドを作ってはい終わりではなく、共通理解を得る努力を怠らないこと、継続すること。それにはまず経営層の理解を得ることだ。
ただ単にカッコいいイメチェンをするのではなく、組織の仕組みやオペレーションまでを考えたデザインの必要がありそうだ。
やることはたくさんある。
まずは自分の組織の課題を洗い出し、未来のあるべき姿を言語化していくことから始めたい。
mimo88
経営・経営企画
デザイン経営の成功事例として、中小企業ではどこが顕著でしょうか。
また、デザイン経営のモデルやサイクルを確認したい。
knsk_0213
メーカー技術・研究・開発
デザイナーは言語化できないものを具現化する仕事であるとの言葉が勉強になりました。
a-yashiro
専門職
ブランドは一貫性が大事。
t2mrm
その他
共通の体験を積み重ねる、一貫性を保つことは大事だがこだわりすぎない、コミュニケーションを二階建てで行う、など、上役を説得しつつ物事を実行するのに大切な項目がたくさん出てきて、普段の業務に活かせそうだと感じた。
hase-haruq
経営・経営企画
心に響いた言葉は、常に一貫性を出すこと、そのためには、何故こういうことをやるのかをスタッフ全員が理解してできることである。常に、みんなで同じ理解でやっていることが重要であるということ。
kodama_54
その他
体験価値の蓄積が必要とのことでベッドメイキングを体験し、顧客側からの視点。ホテル側からの視点と違うのだと思った。また見えるものだけがすべてでないというのもわかって良かった。
yutaka_aimar
営業
デザインの一貫性を持つことは簡単なようで非常に難しいです。
各種、創意工夫していきます。
mina33
金融・不動産 関連職
非常に良かった。やはり事例の難所と乗り越え方はリアリティがあり今後活用出来る。利害関係者との調整、内部と外部の調整の仕方、経営者との共通体験の積み重ねなど、数多く参考になった。
imoto7
営業
ビジネスとデザインの繋がりについて共感しました。
また、デザインだけを提案するのではなく、ベースの課題解決に対するロジックを組み立てた上でのデザインと
いう所に響きました。
nwatari
メーカー技術・研究・開発
一貫性をもたせることはやはり難しいんですね。かつ、それにこだわりすぎないほうが良いことも学んだ。
その微妙なさじ加減は、そこまでどれだけ真剣に事業を考えたかによって良し悪しが決まるのだと感じた。
nakajima_koji
営業
難所と乗り越え方為になりました、今後に役立てたいと思います。
okawarasakura
IT・WEB・エンジニア
サービスのブランディングも同様に一貫性をいかに守り抜くかが重要だと感じた。
m-michiko
その他
デザイン、自分にはその才能は無いけれど、それに触れる事はとても好きなので、
いつか雨庵に行ってみたいと思いました。
eiyuchan
人事・労務・法務
この動画も面白かった。デザイン経営も意識したい
platon
メーカー技術・研究・開発
コンセプトの一貫性(目に見えない思想までを含めたブランディング、真似できない)、デザインと業界の固定観念をゼロベースで見直す、抽象の具体化(イメージ、言語化)、批判的な視点、現場主義(従業員とユーザー視点)、利益とこだわりのバランス、出資者や関係者との共通認識
higeshin
メーカー技術・研究・開発
自分の業務には関係ない内容かと思いますが参考にします。
kei-asukajidai
クリエイティブ
デザインと経営の融合は、トップの覚悟と一貫性とが必要だと再認識した。
自分の所属する組織でデザイン経営は導入されないが、個人の仕事においては、意識レベルで活用していきたい。
ttaka3969
クリエイティブ
デザインと経営が似ている、という点が共感でした。そこ頭に置きながら日々のPJに着手しようとおもいますー
ya_sawai
経理・財務
この講義は、実例があり、経営者の視点からの感想もあり、非常に面白い内容でした。その中で、経営者側は、新たな視点で批判してくれる方を求め、且つ、一貫性のある方針を強く望まれていることに発見がありました。昨今、経営者に限らず、担当者も批判を望まず、変化のない中でのブラッシュアップが多い傾向に感じるのでその中で理解を共有し、仲間にするやり方が今後の自身の課題であると考えております。
893800
メーカー技術・研究・開発
一貫性を保つことも大事だが100%にこだわり過ぎない。コミュニケーションは2階建、1階は
誰でも納得する容易な言語、2階の曖昧なデザイン、それによりコミュニケーションが良くなる。
ichi_t
経営・経営企画
組織のトップからの委託であっても、関係者の賛同を得る上で数字が必須。日本は同質的なムラ社会の中で、顔を合わせてしゃべったり飲んだりして共通体験を作ったり、雰囲気で押し通したり、権威の力を借りて物事を進めることに偏ってきたように思う。
多様な視点の有益性が注目されるようになっても、異なる価値観に対する発信・受信の技術が欧米に比べ未発達に感じる。
定量的に情報整理された資料やプレゼンの手本が身近にないので、自分で意識して取り組むようにしたい。
tan_tan_
クリエイティブ
経営者とは企業の儲けの仕組みをデザインできる人のことだと改めて感じ、その上でステイクスホルダーを説得していくためにはデザイナーと組んで可視化・言語化していくことが大切だと再認識した。
hidekiyo_zrx
その他
デザイン重視の経営スタイルというものが世の中で長期間成り立つのか自分の中では疑問である。
数年間とか短期的な勝負であるならば有効であるとは考えるが。
basara_
メーカー技術・研究・開発
デザイン経営を実践する際には、いくつかの難所が発生することがありますが、それらを克服するためには次の方法が役立つかもしれません:
組織内の文化変革: デザイン思考やデザインプロセスを組織に取り入れることは文化の変革を伴います。このプロセスは時間とエネルギーを必要とし、リーダーシップの支援が不可欠です。組織全体がデザイン指向の価値観を共有するよう努力しましょう。
計測と評価: デザインの効果を計測し、評価する方法を確立することが重要です。データと分析を使用してデザインの影響を追跡し、改善のための情報を得ましょう。
リソースと予算の調整: デザインに関連するプロジェクトやイニシアティブに適切な予算とリソースを割り当てることは重要です。経営陣にデザインの価値を説明し、投資を調達するスキルが求められます。
専門知識の確保: デザイン専門家やデザインリーダーを採用または配置し、組織内でデザインに関する専門知識を確保しましょう。デザイン専門家はプロジェクトやプロセスの品質を向上させる役割を果たします。
コラボレーションとコミュニケーション: 異なる部門や専門家との協力が必要です。コラボレーションと効果的なコミュニケーションを強化し、情報の共有と理解を促進しましょう。
変化への適応: ビジネス環境は変化し続けます。デザイン経営は柔軟性と適応力が求められます。変化に適応するために、新しいトレンドやテクノロジーを追跡し、プロセスを改良しましょう。
ステークホルダーの理解と教育: デザイン経営の価値をステークホルダーに対して説明し、教育を行いましょう。デザインの方法論やアプローチに対する理解を深めることで、協力とサポートを獲得できます。
デザイン経営は持続的な努力とコミットメントを必要としますが、成功することで企業の競争優位性を向上させ、顧客満足度を向上させることができます。これらの難所を克服するためには、リーダーシップ、リソース、文化、コミュニケーション、教育など、多くの側面を考慮に入れる必要があります。
tirin_hks
その他
ステークホルダーとのコミュニケーションの難しいというのは常々感じていました。
また、「一貫性を保つことは大事だが、100%にこだわりすぎない」というのが印象に残りました。
進めている中で「こうしないといけない」と思い込んでしまうことも多いので、気に留めておきたいと思います。
hinaka2021
コンサルタント
デザインは外形や抽象的な印象だけではなく根幹の思想やオペレーションの作り方に至るまでの、グランドデザインが大事と理解しました。とても面白く一気にひきこまれるお話でした。講師の方の他の講義も拝見してみたいと思います。
mariko2008
資材・購買・物流
共感することは多くありましたが実務にいかせるかは業種によるかと思いました
jumpei_blink
IT・WEB・エンジニア
定性と定量両方で相手に理解してもらう
見た目だけでなく、オペレーションも含めた全ての体験がブランドそのものを作り出す
yoshiyuki_otani
営業
デザイナーとクライアントが、よく話し、同じ体験をたくさんした、というのは大切なことだと感じた。
kimicika
金融・不動産 関連職
デザイン経営の成否はステイクホルダーとコミュニケーションをとりつつも、コンセプトの一貫性に妥協しないこと。完璧を求め過ぎず一定ルールがクリアできたら前に進むこと。
h-aoki003
営業
常日頃のコミュニティ、共有が最終のスムーズなジャッチに繋がる。
同じ目標に向けた目線の統一。日々の定例会議等、改めた重要性を感じる。
okada_ya
経理・財務
デザインやアートは今までの人生で、単なる鑑賞するもののように捉えていたがビジネスに活用することが有効と知ることが出来た。
抽象度の高い目標をブレイクダウンする際や自身の中にある今までなかった発想を創る等色々な場面で使えるイメージが湧いた。