概要
このコースについて
財務諸表の1つである損益計算書(P/L)は、ある一定期間における会社の活動を数字で集計した結果、つまり会社の収益からさまざまな費用を引いた後にどれくらいの利益が出たかをまとめたものです。
一時点での状況を表すストックの概念である貸借対照表(B/S)に対し、一定期間の会社の活動をすべて集計したフローの概念となるのが損益計算書(P/L)です。
財務諸表については、以下の関連コースも合わせて視聴することをお薦めします。
・貸借対照表
・キャッシュフロー計算書
※2019年5月、一部内容をリニューアルいたしました。
旧版でコースを修了している場合、本コースは未視聴・未修了の状態となります。
旧版の修了証はマイページの「学習の履歴」より引き続き発行いただけます。
コース内容
- 損益計算書
- 山崎さんの発言の意味は?
- 損益計算書とは
- 損益計算書のしくみ
- ①売上総利益(粗利)
- ②営業利益
- ③経常利益
- ④税金等調整前当期純利益
- ⑤当期純利益
- 実際に損益計算書を見てみましょう
- 西田さん・山崎さんの会話の例
- コツ・留意点
こんな人におすすめ
・会社の財務諸表を読めるようになりたい方
・会計の基礎知識を身につけたい方
このコースを見たユーザーの学び
損益計算書
収益、費用、利益によって、会社の儲けを表した費用
利益 = 収益(売上)- 費用
売上総利益(粗利) = 売上高 - 売上原価
売上総利益:商品やサービスを作った段階での利益
売上高 :商品やサービスを売って得られる収益
売上原価 :商品やサービスを作るための費用
営業利益 = 売上総利益 - ( 販売費 + 一般経費)
営業利益:本業から上げた利益
販売費&一般管理費:商品やサービスを売るまでの費用
(広告宣伝費、販売人件費など)
経常利益= 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用
経常利益 :本業からの利益 に 財務活動からの損益を加味した利益
営業外収益:本業以外からの収入
営業外費用:本業以外からの費用
税前当期純利益 = 経常利益 + 特別利益 - 特別損失
税前当期純利益:本業からの利益に一時的な損益を加味した利益
特別利益:一時的な利益
特別損失:一時的な費用
当期純利益(最終利益) = 税前当期純利益 - 税金
当期純利益:1年間の最終的な儲け
税金:法人税等の税金
<コツ・留意点>
・細かい項目を見るよりも、大づかみに 売上/利益 に着目する
・比較対象となる比率を意識する
パン屋の例が分かりやすかった。
◯◯利益という言葉を今まで、漠然と理解したつもりになっていた。今回、5つの利益が何を表すのか、明確に理解することができた。