概要
このコースについて
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県山元町で生産され、ひと粒1000円で販売されている「ミガキイチゴ」。
このイチゴを生産する農業生産法人・株式会社GRAの岩佐大輝氏は、テクノロジーによって、それまで習得に15年かかると言われていた生産ノウハウを1年で習得することを可能にし、安定的に高品質なイチゴを生産できる仕組みによってイチゴビジネスに構造変革を起こしました。2014年には、「ジャパンベンチャーアワード」(経済産業省主催)で「東日本大震災復興賞」を受賞し、現在では海外でも事業を展開するGRAですが、そこまでには数々の困難がありました。
このコースでは、岩佐氏に「ミガキイチゴ」誕生までの軌跡と、ご自身が大切にしていること、フレームワークの活用方法など、困難を乗り越えてきたご経験を語っていただきます。
コース内容
- コース紹介
- ミガキイチゴ誕生までの道のり
- 深掘り対談(前編)
- ミガキイチゴの展開・さらなる挑戦
- 深掘り対談(後編)〜現状を打破する5つのフレームワーク〜
講師プロフィール
岩佐 大輝 株式会社GRA 代表取締役CEO
1977年、宮城県山元町生まれ。日本およびインドで6つの法人のトップを務める経営者。大学在学中の2002年にITコンサルティングを主業とする株式会社ズノウを設立。2011年の東日本大震災後に、特定非営利活動法人GRAおよび農業生産法人GRAを設立し、先端施設園芸を軸とした「東北の再創造」をライフワークとするようになる。故郷のイチゴ農業に構造変革を起こすべく、ICT技術を用いた大規模先端施設園芸に取り組み、大手百貨店でひと粒1000円で売れる「ミガキイチゴ」を生み出す。2012年、グロービス経営大学院でMBAを取得。同年、インドのマハラシュトラ州に進出しイチゴの生産をスタート。2013年春に初収穫。2014年「ジャパンベンチャーアワード」(経済産業省主催)で「東日本大震災復興賞」を受賞する。同年3月、初の書籍『99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る』をダイヤモンド社から発行。
(肩書きは2019年4月時点のもの)
このコースを見たユーザーの学び
「短期的に見れば、いきなりの海外進出はリスクかもしれないが、長期的にみれば進出しない方がリスクとなる」
「極をとる」
「愚直なPDCAは、陳腐化する恐れがある」
「行動こそが、価値を生む。」
どれも非常に共感できる言葉で胸に刺さりました。
PDPDPDCA,"No Action,No Future."とても刺さりますね。
長期的な事業の場合は、PDCAを一サイクルするのに時間がかかるので、PDPDPDCAというように複数の事業をこなすことがよいというのは新たな考えだった。
また、リソース論ではなく、まずは行動するという姿勢が大切である。
研究でいうお試し実験のようなものだと思った。