示唆に富んでいて、面白く拝見いたしました。
オーストラリア留学中に移民政策を勉強してきたこともあり、今の日本の外国人労働者受け入れ策のスキームに危うさを感じることが少なくありません。イノベーションを生み出す以前に労働者としてのみ扱われるような制度設計になっていることを危惧しております。
移民政策は「どのような外国人をその程度を入れるか」という「出入国管理施策」と「いったん受け入れた外国人をどのように日本社会に受け入れていくか」という「社会統合施策」の2種類からなるものだと思っていますが、日本の対応は終始一貫して前者だけを強化し、後者は自治体、企業等に丸投げしている状況が続いているように感じます。ましてや、「移民政策はとらない」というどこかのお偉いさんの主張は滑稽です。
多くの企業は自らのビジネスの成長のため尽力されていると思いますが、これからは、外国人労働者をいかに上手く取り込んでいかないと、とりわけサービス業のオペレーションが成り立たない時代に入ってくるでしょう。そんな中、技能実習生等への長時間労働、賃金未払いなどの労働法規違反が平然と罷り通っている実態も含めて、行政側においては「外国人材」ではなく「外国人」として必要な施策を講じていかないと、働く場所として日本が選ばれなくなる時がくると思います。
小生は、小林議員の選挙区でボランティアで日本語を教えていますが、特に土日祝日の公共交通機関が不便なために、日本語を勉強したくてもできない環境にある技能実習生が少なくありません。その意味では、eラーニングで手軽に日本語を勉強できる環境が必須だと思いますし、それが自治体や企業の投資コストの低減にもつながると思料します。
個人的な見解で失礼しました。
日本で企業を定年退職後、ベトナムハノイの大学で日本語を教える立場を得て、特定技能制度の今後に関心を持つなか受講しました。今の大学では卒業生の中でも特に優秀な学生は日本の大学経由で日本企業に就職しており、どのような企業を目指させるべきかのヒントを得た気がします。つまり、業務の定義づけが明確で、外国人に限らず、社員に対する教育プランとステップアッププランを明確にしている、それによって会社全体を変えようとしている企業を推奨しようと思いました。田口さんのおっしゃった日本人の定義「匠和公道」につき、大いに共感しました。私なりに深めていきたいと思います。ありがとうございました。
外資で外国人と当たり前に働く環境にいるので、少し違和感があった。日本人のほうが言語ハードルのある少数派の外国人であるという認識があるので、日本語でいいなどと言われると、本当に?と思う。(もちろん、企業形態やビジネス内容に依存するとは思いますが)
自分の住んでいる磐田も外国人(ブラジル人)が多い所です。どういうVisaで来ていて、どういうシゴトをしているのかが分かりました。日本国としてそれをどう定義し、運用するのも議論の対象なのですね。日本の労働人口(働きて手)がいない(今後少なくなる。製造現場の人手不足)、というコトで、ウチの製造業(現場)も、改善、改革が必要だな、と分かりました。明治の鎖国からの開国以来の、移民受け入れ策の見直し、変革期なんだな、と思いました。政府、民間(会社)が共同して、上手く乗り切って欲しい、と思います。日本の国力(経済力)の回復、躍進をどうするか(どう考えるか)ですね。
非常に興味深いセッションでした。
前職でベトナムに工場があり現地で優秀な人材を日本で研修受けてもらったりしましたが、色々な法制度の壁がありました。
あと日本の労働環境は油断すると日本人ですら平気で奴隷労働させるので、こういった恥ずべき慣習を打破する環境を作って行きたいと思いました。
先に日本人同士のコミュニケーションを充実しなければならないとも思いましたが、外国籍の人にも日本で活躍してもらいたいと思います。
もっと魅力的な国になればいいのにと思います。
外国人労働者を日本の会社に受け入れるとしても、日本での業務の進め方や日本語でのコミュニケーションなど、外国人労働者と一緒に仕事をするからと言って、日本国内であったら無理に英語化したり、外国人労働者に合わせたりする必要は無いのかな、と思いました。
当社もそうですが、特に現状維持バイアスが強く、外国人労働者を受け入れることで自分たちの働き方や意識を急に大きく変化させることが苦手な人達には、そのような変革の仕方が合っているのかもしれないと感じました。
海外に多くの拠点があるので、むしろ日本の文化であるとか日本語に対して親和性の高い現地社員を育成して、日本をハブにして各国拠点で日本人や現地社員と活躍できる社員を増やしていく方が、当社の外国人労働者の伸長や世界的な人材の有効な活用に繋がっていくのではないかと、これまでと全く違った視点を得ることができました。ありがとうございます。
外国人就労者については、実態と制度が乖離している部分がたくさんあると思う。1人で声をあげていても変わらないので、国に声をあげる仕組みが必要だと思った。
外国人を雇用し、業務を棚卸することで、生産性向上のためのイノベーションが生まれるという話が納得感がありました。
AIやDXの活用も重要ですが、まずは本質をとらえることが重要だと感じました
コロナ禍により、日本社会で留学生や技能実習生などの名の下で外国人の労働力に頼っていた部分が明らかになった。人口減少社会においては外国人の労働者に参画してもらうことは不可欠であるため、日本が外国人から選んでもらえる魅力的な場所になっていく必要を感じた。
「標準化」するのは、自治体のあらゆる手続きのフォーマットだけではなく、老若男女や国籍にかかわらず労働者や生活者としての外国人の権利保護も同様。
低賃金、転職の自由がない、教育が重要とパネリストの先生方が立派なことを主張されても、保守政党を中心に「憲法で教育は『国民の義務』」と主張されるがために自治体が独自に対応することになるし、「移民政策はとらない」と主張されるから、「社会統合政策は地方自治体で」とまだらになるし、昨今話題になっている妊娠による解雇を恐れる技能実習生のこと日本で雇用契約を締結して働いている以上、技能実習生でも明らかな労基法違反事例で労基署が厳しく対応すべき案件。
こんなことを放っておいて、解雇規制(緩和)なんて議論し始めるのは極めて危険だと思っています。グロービズの経営者会議(G1)に入っている方々にとっては耳の痛い(あるいは取るに足らない)話でしょうけど、あえて書き込みました。
高級業務高給ではなく、外国人労働者の格安賃金利用で、日本人国内労働者の低賃金化なのだろうか
大変面白く拝見いたしました。
外国人人材を登用するには、様々な問題点があり、大変参考になりました。
外国人の登用を通して考えた時に、仕事の定義、原理原則、暗黙知からの脱却など、仕事の在り方に繋がる話が、印象的であった
外国人に対する偏見が少なからずあると感じます。
ごくごく少数の不思議な人、同じ比率で日本人にもいる。
ただ、母国があって多種多様な夢をもっているのでそれを把握し、真に受け止める。もちろん日本人の中にもいろいろいらっしゃいます。
コミュニケーションで文化の違いを楽しみ、共創したい。
外国人労働者の話は、遠くにあるようで、身近な話であることが理解できました。ただ、どうして、外国人と日本人で、こんなに、変わってしまうのだろう。国があり、制度がある限り仕方ないのかもしれませんが、議論を聞いているうちに、疑問に感じました。
外国人労働者を受け入れれるメンタリティと外に積極的に出て
いける日本人のメンタリティの変化に期待する。
外国人労働者を「受け入れる」という立場で議論されていましたが、殆どの外国人の方々にとっては日本を「選んだ」のです。外国人側としてはどうなのでしょうか?一口に日本で働く外国人、といっても様々な立場があります。技能実習、から母国へ帰って技術を伝える、日本で働くことは一時のステップ、いずれは他国で働きたい、大学からアメリカへ留学、アメリカで数年キャリアを積んで、日本の会社の幹部としてやってきた人、職場に一人だけ、あるいは外国人が複数名を占める職場、外国人労働者の方々の話も併せて聞いてみたかったです。
トークテーマの内容は、自身で率先して携われるレベルではないが、それぞれの方の受け答えが明確であり、将来的に国・国民として関わっていくテーマであったと思う。
企業としてやるべきことは、ダイバーシティを取り入れることでどのように生産性を挙げていくかを考え、企業の中で仕組み作りをして、難しい所については専門的な知識や現場での経験を公的機関と協議していくことだと感じた。
そもそもの、ダイバーシティ・インクルージョンの考え方が生まれたのも、労働人口が大幅に減ってきた中で、どうやって成長していくかだと思う。自分たちの現在の仕事を見えるか効率化して、業務を見直していくのも、生産性を高める点、ダイバーシティの推進において大切だなと思った
とても充実した内容でのコンテンツでした。今日本で起きている「人手不足」という問題を海外からの労働者ですべて解決しない、さらなるイノベーションに取り組むなどのお声もとても印象的でした。
外国人労働者をどのように採用していくのか理解できた。ピクトグラムは必要と感じた。
とても充実した内容でのコンテンツでした。今日本で起きている「人手不足」という問題を海外からの労働者ですべて解決しない、さらなるイノベーションに取り組むなどのお声もとても印象的なところで、今後とも日本でどのようなイノベーションが起きるか具体的にどのように進められるかを注視していきたいと考えました。ありがとうございます。
とても充実した内容でした。
就労にやって来られたとして、今言われる隷属のような労働はして欲しく無い。しかし尽くしてももてなしても、相手の捉え方が必ずしも良いとは限らない。恥じない対応と協業を進めて行きたい。
ドイツが西ドイツ時代から現在に至るまで続けている移民の積極的な受け入れ。そして、その為の大胆な(ドイツ人から見れば“当たり前の”)改革。そこからは、失敗体験も含めて様々な学ぶ事があるはず。
日本でも、移民の積極的な受け入れに対して、目先の労働力確保という近視眼的な見方だけでなく、国内の生産年齢人口の減少の事実認識からの「国家百年の計」として全ての国民が理解することから始めないと、この国は間違いなく3流国家に落ちぶれていってしまうだろう。
互いにwin winの関係でないと、長く続かない、こちら側の都合だけで、制度設計は決められない。長く続く制度設計が必要だと思いました。
会社の大きなビジョン、自分のやっている業務を人に説明できるようにすることやキャリアプランの描き方も一緒になって考えていくことが、外国人労働者を雇う上であった方がいいこと。
郵便局のATMの例もあったが、外国人労働者を雇うことで業務フローが改善され、長期的にみると生産性が上がっていくと感じた。
外国人労働者のためのみならず、既存の日本人労働者にもよい影響を与えられる制度作りが求められる。
当面の労働力不足の解消が主眼ですが、日本で就職して、結婚、出産、定住して、子、孫が日本でどの様な生活をするのでしょうか。日本の将来像、日本人とは?を考えて推進する必要があります。関係企業、業界だけの考えで進めるのは危険です。
外国人労働者受け入れを単に日本の労働力不足を補うためだけの施策としか捉えると、外国人にとって日本は本当ん魅力ない国になってしまう。人類の発展のために先ずは日本で働く素晴らしさ理解して対応する日本人の意識改革をホスピタリティがもっと必要であると感じました。